「見知らぬ乗客」ヒッチコックはユーモアと恐怖を合わせるのが巧い
回転木馬のシーンは、他の映画にはないスリルとシュール
映画「見知らぬ乗客」を鑑賞しました。
アルフレッド・ヒッチコック監督の作品で、代表作「サイコ」より少し前に公開されました。
今作には、名作「サイコ」に繋がる様々な要素がふんだんにこもっています。
「サイコ」との繋がりを除いても、非常に面白い作品で、特にサスペンスドラマとユーモラスな演出の融合がとても秀逸です。
STORY
サイコな人間
「見知らぬ乗客」には、ブルーノというサイコパスが登場します。
これはもうかなりダイレクトに、「サイコ」へと繋がる登場人物ですね。
常識の通用しなさは、ノーマン・ベイツよりも上かもしれません。
精神的な不安定さの他に、さらに「サイコ」と深く関わっているポイントがございます。
母親との関係
「見知らぬ乗客」のブルーノも、「サイコ」のノーマン・ベイツも、母親に強く固執や依存しているような描写が観られます。
ヒッチコック監督自身も、母親に二十歳になるまで監視され続けたそうです。
「鳥」にしてもそうですが、ヒッチコック監督が母と息子を表現するときは、かなり自身の経験を投影しているような印象があります。
必見のシーン3選
ここから先はブログか有料公開にてお読みください👇
ここから先は
553字
¥ 100
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?