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たぶん、創作活動にも役立つ?テレビ番組を作る2つのコツ
みなさんがテレビを視る、視ない、はともかく、
とりあえず44年間、ほぼほぼテレビ番組を中心に
作ってきた私には、
大切にしてきた「コツ」が2つあります。
その1
難しいことを、易しく。
易しいことを、面白く。
テレビは視る人を選べません。
子どもからお年寄りまで、誰が見ても理解し、
楽しめるようにするためです。
かといって視聴者の知的レベルを舐めてはいけません。
難しいことをそのままわかる人でも、易しくかみ砕き、
さらに面白く演出することで、
飽きずに視てもらえます。
この「面白く」を、ふざけたり笑える、
という風に誤解しているテレビマンが多いですが、
そうではありません。
Funnyというよりは、Interesting、という意味です。
まあ、興味深い、という感じでしょうか。
これは、講演会やレクチャーなどでも活かせる
コツだと思いますので、一度ぜひお試しください。
その2
作る人も、出る人も、視る人も、
誰も不幸にしない。
これは私が放送局社員を辞めてフリーになり、
同じ名古屋の別の民放のあるディレクターから、
教えてもらった「心得」です。
インターネットやSNSと違い、
情報発信が一方通行のテレビだけに、
情報の偏った見方や扱い方をすると、
取材先でテレビに出てくれた人や、
インタビューに応じてくれた人が、
視聴者に誤解されて、
嫌な思いをされる事もあります。
また、大勢のスタッフによる共同作業なので、
そこに、パワハラなどがあっては、
決していい番組はできません。
さらに番組内容や出演者の言動によっては、
視聴者を不快にさせてしまうことがあります。
テレビというのは、常にそういう危険を
内包するメディアだと教えてもらったのは、
大変ありがたかったです。
この「コツ」を知らないか、忘れたために、
視聴者やBPOから糾弾されるテレビ番組制作者が
今もいることは、非常に残念です。
でも、よく考えれば、上記の2つの「コツ」は、
番組制作者ならば知っていて当たり前のことです。
SNSで動画配信や映像制作をしている方々にも、
きっと何かのお役に立つのではないでしょうか。
文責:映像作家 増田達彦
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