【野鳥観察】2024.7.17 田貫湖・小田貫湿原
こんにちは、あおさぎ。です!
久しぶりの機材フル装備のバードウォッチングですが、今回は富士宮市の田貫湖と小田貫湿原に行ってきました。
探鳥地情報
住所:静岡県富士宮市佐折634-1(南テントサイト)
駐車場:南テントサイト・北バンガローサイト・小田貫湿原それぞれにあります。ただし、南テントサイトのP3駐車場はテント宿泊者優先です。
トイレ:各サイトと田貫湖ふれあい自然塾にあります。小田貫湿原にはありません。
食事:南テントサイト受付でお菓子や飲料を購入できる他、北バンガローサイトには自動販売機があります。飲食店では、田貫湖から車で20分の所にある「そばの実 一閑人」がオススメです。
リンク:キャンプ場とふれあい自然塾のHPです。それぞれFacebookやInstagramもやっていて、イベント情報等を発信されています。
田貫湖
南テントサイトに車を駐め、湖を正面に見て反時計回りにバードウォッチングスタート!湖面にはウミウの幼鳥が泳いでいました。時折、潜水を披露してくれましたが、残念ながら魚は捕まえられず。
カイツブリの幼鳥も数羽泳いでいました。頭部には白い産毛が残っていて、体も成鳥よりフワフワ!幼い感じでカワイイですが、潜水は早くも一人前。かなり翻弄されて、撮影が大変でした。
カルガモは親子で仲良くスイスイ。これは文句なしにカワイイ!改めて図鑑(文献1)でカルガモを調べて分かったことですが、雌雄で羽色の差があるようです!上尾筒・下尾筒(ザックリ言うと尾の周辺)が特に顕著で、オスは黒色、メスは褐色。また、メスの羽色は全体的に淡いとのこと。とすると、この写真の個体はメスかな?
湖岸ではマガモが休んでいました。エクリプス(繁殖期ではないときの羽色)から繁殖羽に生え換わる途中のようです。
その他、カワセミに2度遭遇しましたが、1度目はそこに留まっていたことに気付かず驚かして逃がし、2度目はウミウを観察していたら双眼鏡の視野を右から左へ一直線に飛び去り、撮影できませんでした。残念!
小田貫湿原
北バンガローサイトに向かう途中で分岐する林道に入り、小田貫湿原を目指します。湿原に向かう木立の中でヤマガラの幼鳥に出会いました。成鳥よりも羽色がグレーで、別の種類に見えますね。
湿原周辺の木々の樹冠ではホオジロが囀り。
ホオジロに負けじとウグイスも枝先で囀り。長年バードウォッチングやってきましたが、枝先にウグイスが留まってくれるなんて…しっかり観察&撮影できて嬉しかったです!ウグイスやヤブサメ等、基本的に茂みの中にいる野鳥は見つけにくいし見つけても暗くて撮影しにくいしで、なかなか難易度高め。私も経験が浅くて、今後修行を積みたいところ。
小田貫湿原から田貫湖の遊歩道に戻るときにメジロの群れに遭遇。群れが至近距離に留まってくれたので、綺麗な写真が撮れました!メジロについても改めて図鑑(文献1)で調べたところ、なんとカルガモと同じく雌雄の区別ができるとのこと!図鑑によると、オスは腹部に黄色い線があり、メスにはそれがないとのこと…ちゃんと図鑑を読まないとダメですね(笑)。
色々な生き物
田貫湖と小田貫湿原では野鳥以外にもたくさんの生き物に出会ったので、写真で一気に紹介します!昆虫の同定は文献2及びネット検索によりますが、もしかしたら間違っているかもしれません。
出会えた野鳥
ハシボソガラス、ヒヨドリ、スズメ、トビ、カワセミ、ウミウ(幼鳥)、カイツブリ(幼鳥)、カルガモ(メス・ヒナ)、マガモ(オス・換羽途中)、シジュウカラ、ヤマガラ(幼鳥)、コゲラ、ホオジロ(オス)、ウグイス、メジロ(メス)、アオサギ
フレッシュな顔触れ
今回のバードウォッチングは珍しい種類には出会えませんでしたが、たくさんの新社会人…ではなく幼鳥に出会えました。たくさんの幼鳥に会えるのも、この時期ならではですね!
木々に葉が生い茂る時期はバードウォッチングの難易度が高くなりますね、葉に隠れて野鳥を見つけにくいし、暑いから屋外に長時間いたくないし…野鳥の代わりになるかは人それぞれですが、昆虫や他の生き物を探すのも楽しいですよ!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!熱中症にならないよう気を付けましょう!
参考文献
永井真人「鳥くんの比べて識別!野鳥図鑑670 第3版」文一総合出版(2019)
今井初太郎「日本の昆虫生態図鑑 第1版」メイツ出版(2016)