【読書】問題発見の教科書|イノベーションは難しく考えなくてもいい
問題発見の教科書という本を読みました。著者は元ネスレ代表の高岡浩三
氏です。つまりマーケティングの本ですね。
読んでみて感じたことは、イノベーションを難しく考えなくていいんだなということです。
それでは振り返ってみましょう。
イノベーションは難しく考えなくていい
キットカットを焼いたら美味しかったという話が出てきます。たったこれだけでも新しい発見で、大きな影響力を持ちます。
そうか、イノベーションは難しく考えなくていいんだ。そう感じました。
イノベーションというと、今までにない技術や方式を開発しなければいけないと思ってしまいます。しかしそんなことは全然ないのです。今まで考えもしなかった上手いことを考えればいいのです。ちょっとした閃きや工夫でもできるんじゃないでしょうか?
そういえば生活雑貨で主婦が起業したなんて話を一時期よく読んだ気もします。今までなかった便利な道具を作ることも立派なことです。
生活雑貨と言えばDAISOなど100均は便利な道具を色々揃えていますね。商品開発力が凄いと感じます。
最近はさぼっていたブログの執筆に注力しています。作曲をやるようになって気付きが沢山あったので、クリエイティビティ論としてまとめています。
実は身近にヒントってあるのです。それをヒントと思うかどうか。合格祈願でキットカットなんて言うくらいです。難しく考えず、身近で便利とかいいと思えるものを見つけていくのでもいいのでしょう。
もっと柔軟に考えないといけないなぁ。
新しい現実を知る
本書には新しい現実という言葉が何度も出てきます。新しい現実とは世の中自体が変わったことです。
例えば高齢社会や、コロナ禍によって普及したリモートワークなどです。こういう風に世の中自体が変わることがあります。
これを意識して、新しい現実で起きている問題を見つけていきます。そして問題解決する方法を考え、仮説検証サイクルを回します。NRPS法という形でビジネスの作り方が紹介されていますので、これに沿ってやるとよさそうです。
反発は当然
イノベーションを起こすには常識を疑う必要があります。そして誰もが気付いていないことや常識と違うことをやる必要があります。
そんなことしてどうするとか、そんなこと上手くいくはずがないという反発はどうしても起こるものだそうです。ありがちな話だし、よく体験することですね。
大事なことは実践することと継続することなのだそうです。やっぱりそうだよね。何事も粘り強く続けたいものです。
終わりに
イノベーションって思ったほど難しく考えなくていいんだというのが収穫ですね。そして読んでいて楽しいです。何が楽しいかというと、世間一般で言われている常識が古臭いと感じることです。発想が先進的なのです。海外経験者ならではなのかもしれません。
私は常識が大嫌いで、非常識とよく言われます。でも常識なんてろくなものがないし、常識人はろくな人間がいないというのが私の考えです。だから本書は爽快に感じるところがあります。
イノベーションとか事業のアイディアで悩んでいる方はいかがでしょうか?軽くサラッと読める本です。