梟谷出羽 aka BIG YABAI OWL

鳴かず飛ばずなVTuberをしております

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最近の記事

【マンガ紹介 #12】スカベンジャーズアナザースカイ【小ネタバレ】

停留所(バスストップ)を拠点に異界にて武装少女収集隊(スカベンジャーズ)が探索・戦闘・調査する本格ガンアクション。 公式サイト(ヤングチャンピオン) Amazonの1巻Kindle 作品データ 巻数:3巻(連載中) 作者:古部亮 (著) 爆速1話あらすじ 自由を掛けたゴミ収集(スカベンジ)状況開始。銃を含めたゴツい装備一式。片方はヘルメット無し、片方は以前のバトロワ系ゲームで流行った有名な防弾用超安全ヘルメット。それに並ぶ謎の制服とバケツのようなヘルメットを来た補

    • もしゲームが統合芸術なら

      前提 超大手ゲーム企業が大量に居て、自社ゲームの物理広告を促進しやすい国においてゲームは映像上のクオリティ増加や使用可能容量増加に伴うコンテンツ量増加に伴い、如実にゲームの枠組みを大きく超えゲームの定義を覆す。 特にアートや演出の方向性がしっかりと固まっているゲームは統合芸術と呼ばれ兼ねないのが現状だ。 成ればなそ統合芸術が示そうとする本質に対して誠実である点だけでなく、統合芸術に対して違反的な行為をも存在するのではないか。 本稿はその可能性を模索することを主眼とする。

      • 良い「推し」と「推す」の意味を改めるための日

        前提 「推す」という言葉が乱用され、バスキンロビンズが定期的に推しアイスだったり、JR駅ごとにキャラが用意され駅自体も推しと認識される昨今。どこか意味が肥大化している「推す」の定義を見直し、何を持って「推し」になるのかを議論していきたい。 「推す」の意味VTuberファン達がこぞって「推し」のことを話している最中、やたらと「古のオタク」と揶揄されている方々も「萌え」との言葉の比較を行った。 また「ガチ恋拒否」と宣言している方々に対しても疑似的な恋愛経験を味わえるからこそ「

        • PowerWash Simulator参加型配信のいろは

          前提 本稿はPowerWash Simualtorを購入する前の配信者、参加型に参加したい視聴者、買ったは良いがホスト方法が判らない方向けの記事です。 以下のリンクはSteam版でのURLになりますが、クロスプラットフォーム対応されていますので、それぞれのプラットフォームに合わせて購入してください。 プレイ前と無料DLC PowerWashSimulatorには無料で配布されているDLCがあります。それらを獲得し予めダウンロードしておくことを強く推奨致します。 特に後述

          Geggamoja Refineryを解説する

          概要 まずGeggamoja Refineryを説明する上に当たってのゲームとゲーム内の紹介を簡易的に説明し、次に使用楽器や旋律の構成等を説明し、最終的な曲の感想をまとめる。 原曲のリンク 下記リンクはYouTubeの公式アーティストの公開動画です。 UltrosとGeggamoja Refinery 今回解説する「Geggamoja Refinery」はゲーム「Ultros」のステージにてステージ名と同じ名前のBGMである。 Ultrosというゲームは難解を極める

          Geggamoja Refineryを解説する

          「オレンジ」と「バニラソルト」を比較するために延々と聞き続けた話し

          注釈:音楽を評価する時にあらゆる技術面を持ち出すことが可能であると知っていますが、生憎と自分はそれにあえて触れない世界を旅してきたため、本稿はかなりパッション成分多めです。 事の始まり X(旧Twitter)にて、よくある「月初めだからフォロワーがXXしてくれる」みたいなタグがあり、今月は「無茶な質問をしても絶対に返してくれる」みたいな内容だったので「とらドラの【オレンジ】より【バニラソルト】派なんですけど、なんででしょうかね?」みたいな無茶ぶりをした。一応自分の拝聴履歴

          「オレンジ」と「バニラソルト」を比較するために延々と聞き続けた話し

          MHW:IBのデザイン批評(サンブレイクをプレイしつくした上で)

          注釈:MHW:IBが2019年、MHR:SBが2023年のゲーム(そのオリジナル版がそれぞれ1年前ずつ)であることを重々承知した上で、MHW:IBのデザインに関する批評を記載する。可能な限り建設的な内容で進める予定ではあるが、溜飲しにくい内容だけでなく、アクション好き+UIにうるさい+ストーリーに対する要望が多すぎる私が書く時点で偏見まみれであることを付記する。 調査と調和と狩りが絶妙に合わんモンハン世界はポケモン世界然り、現実の動物やあれこれをモチーフにして大型と小型モン

          MHW:IBのデザイン批評(サンブレイクをプレイしつくした上で)

          インディーゲームのレビューとかいう正しい情報が交差するわけがない物について

          注釈:自分はただゲームが好きで無限の時間があれば全ゲームをプレイしたいが、残念ながら私はただの人なのでそれが出来ない。集合知に頼り切るのも難しい。集合知のたぐいまれない熱量・人数・時間の全てを持ってしても「正しいレビュー」をしていくことはされず雑多な情報の受け取り場所となり「正しくないレビュー」が目立ってしまう。 本稿は、ゲームではないにせよ、開発者と消費者を存分に経験してしまった私が考える「完璧なレビュー」が存在し得ない理由を列記するための記事となる。 消費者の意図と内実

          インディーゲームのレビューとかいう正しい情報が交差するわけがない物について

          クリエイターの内宇宙に関して

          前提:この記事は「林檎は木から落ちる」ということを説明するのではなく「林檎は重力があるから、重力に合わせて地球の中心へと向かう」等のメカニズムを説明することを重点として、その結果の「落ちる」が起こるとは言うことを目的とした記事ではないことを付記しておく。 概要個々の精神世界に内宇宙が存在し、内宇宙は現実世界からの精神的反作用から作成されたものであり、クリエイターはこれら内宇宙で出来上がったものを再度現実へと顕現させる際に生じた様々な不和や、顕現させたが故に分析できてしまった

          クリエイターの内宇宙に関して

          【マンガ紹介 #12】イズミと竜の図鑑【小ネタバレ】

          竜と言えば名誉!竜と言えば神秘!!竜の秘密は神の秘密!!古臭くテキトウに書かれてしまった竜図鑑を書き直す旅に出る。 作品データ 巻数:1巻(連載中) 作者:凪水そう (著) 大体のあらすじ(1話から3話) 通常は1話の内容を描写事に記載するが、本稿は上記1番上のリンクのコミックウォーカーから1話~3話が閲覧できるだけでなく、その3話が一区切りになっているため、軽く説明する形にする。リンクを読んで頂いた方は、この項目をすっ飛ばして頂いて構わない。 環境調査は大事な編集局

          【マンガ紹介 #12】イズミと竜の図鑑【小ネタバレ】

          「ゲーマー」とコンテキストの生成

          注釈:本稿も類に漏れず溜飲するのに一苦労することが示唆される内容になっております。ただ本稿の目的は「誰それはゲーマーではない」や「これをやっていない奴はゲーマー」ではない、という主張を目的とはせず、何故ゲーマーという呼称に執着するかの原因を探る。またその原因を推測した上で個人的に危惧している生成されたコンテキストを否定する意味と理由を追求していく。 前提としてのゲーム事情の推移 年代が進むごとにゲーム自体のメディア露出が増え、テレビCMや物体的な広告や雑誌に頼らずともゲー

          「ゲーマー」とコンテキストの生成

          VTuberの魂営業と魂範囲の定義について

          注釈:タイトルからそうである通りに、溜飲しにくい内容となっておりますが、誰それを批判する用途ではなく、VTuberが展開するコンテンツと魂の範囲を定義化し、その構造を部分的に言語化させることで、各々が次に同じ問題に遭遇した時の判断材料の補助になることを主眼とする。 改めて本稿は魂営業を批判することも無ければ、それをフォローすることへの憂いを示す内容でもないことを再度明記する。 ベン図と各項目の紹介上記ベン図を基に本稿を説明していく。意図的に形や重なり具合の比重が違うこと、飽

          VTuberの魂営業と魂範囲の定義について

          ソイチューバーとFigaroの御吸物【ネタ小説】

          注釈:本記事はネタ小説です。VSingerの活動をされているFigaroさんがSplatoon3のイベント、ビッグビッグラン中に武器のソイチューバーとの仲が不穏になっていき、やいのやいので別れ話の世界線が繰り広げられたためそれを無理やり展開していくネタ小説です。 また本作は二次創作であり、本作はFigaroさんご本人の交友関係を示唆する意図は一切無く、筆者がネタの延長線上で書き上げるフィクションです。 この一連のネタの元は下記配信をご確認ください。 本編 彼女と出会ったの

          ソイチューバーとFigaroの御吸物【ネタ小説】

          モデレーターと配信者の絶妙な配信中やり取りに関して

          注釈:本稿は批判ではなく、各々が抱える分水嶺もとい違和感の輪郭を言語化することによって、再度個々が覚えたモヤモヤを見つめなおす時に制度的な観点を用意することを主目的とする。 前提 本稿ではモデレーターと暫定的にモデレーターと記載するが、彼らが権限的に許されているコメント禁止権や、その他配信内の権利ではなく、飽くまでも「モデレーターとして配信内の一般的なコメントで参加する」ことに焦点を当てており、実質的に配信者もといSNS活動者がコメントすることにも該当しうることを付記して

          モデレーターと配信者の絶妙な配信中やり取りに関して

          ゲーム配信とコメントの限界

          注釈:可能な限り「お気持ち表明」のように感情含めずに、淡々と幾つかの事実を並べた上で話しを展開していくが、自身の闇を覗く以上に、他者の影を多く言語化する記事となっておりますので、読み進めるに堪えない内容になり得ますので、上記内容を承知の上で読み進めてください。 概要まず前提として昨今の配信とコメントのトレンドについて記載する。次に視聴者側のインセンティブが自環境の構築であることを提示する。そしてゲーム内容に応じてコメントのしやすさを幾つかの評価軸を提示した上で説明しつつも、

          ゲーム配信とコメントの限界

          【マンガ紹介 #11】宙に参る【小ネタバレ】

          亡くなった夫の遺骨を地球へ届けるため、長い帰り道を人工知能搭載のロボットの息子と共に、宇宙とシステムを考えながら面白可笑しく歩む物語。 作品データ 巻数:4巻(連載中) 作者:肋骨凹介 (著) あらすじと1話 ロボット頭に伸びた触手が器用にマイクを持ち、葬式の挨拶を始める。平然と自身を「息子の宙二郎」と紹介を済ませつつ、母親の鵯ソラの隣に立つ。 会場全体には"人影"は無いが、代わりに安そうなパイプ椅子に人々の顔が全面的に映った小型ディスプレイが並べられる。そして順が来

          【マンガ紹介 #11】宙に参る【小ネタバレ】