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【華道家が語る七草粥の魅力】


1. 七草粥とは?


七草粥は、春の七草――「セリ」「ナズナ」「ゴギョウ」「ハコベラ」「ホトケノザ」「スズナ(カブ)」「スズシロ(ダイコン)」を刻み、お粥にして食べる日本の伝統料理です。これらの草は、春の到来を象徴すると同時に、冬の間に不足しがちな栄養を補ってくれます。
これらの草は、早春にいち早く芽吹くことから邪気を払うといわれ、一年の無病息災を願い、この七草をお粥にして食べる七草粥は日本の行事食となりました。

七草は日本のハーブともいわれ、冬の間に不足しがちなビタミンやミネラルを補い、体を優しく整えてくれます。栄養豊富な七草を味わうことで正月の祝膳や祝酒で弱った胃を休めてくれます。

また、春の息吹を迎える喜び、そして自然への感謝が込められています。華道家として、草木の生命を尊び、季節の移ろいに心を寄せる立場から、この伝統行事が持つ深い魅力についてお伝えします。

2. 七草粥を食べる理由

七草粥を食べる風習は、平安時代に中国から伝わった「人日(じんじつ)の節句」が由来とされています。この日は一年の健康を祈る意味を持ち、正月のご馳走で疲れた胃腸を労る役割も果たします。また、日本独自の四季を愛でる文化として根付いていきました。七草粥を食べることで、春の息吹を感じ、新しい一年を健康に過ごす願いを込めます。

3. 七草に込められた自然の力

春の七草は、それぞれの植物に独自の栄養と効能があります。
セリ:鉄分やビタミンが豊富で、貧血予防に役立つ。
ナズナ:解熱作用があり、胃腸を整える効果も。
ゴギョウ:喉の調子を整え、風邪予防に。
ハコベラ:カルシウムが豊富で、骨や歯を丈夫にする。
ホトケノザ:消化促進に役立つ。
スズナ(カブ):消化を助けるほか、冷え性の改善に。
スズシロ(ダイコン):消化を促進し、胃腸を元気にする。

これらの草を一緒に摂ることで、体が自然と元気を取り戻します。

4. 七草粥の簡単レシピと美味しい食べ方

簡単レシピ

【材料】(2~3人分)
• 米:1/2カップ
• 水:4カップ
• 春の七草:1パック(スーパーで購入可能)
• 塩:少々

【作り方】
1. 米を洗い、水とともに鍋に入れ、沸騰するまで中火で加熱します。
2. 沸騰したら弱火にし、蓋をして20分ほど煮ます。
3. 七草を刻み、お粥が柔らかくなったら加えます。
4. さらに5分煮て、塩で味を調えたら完成です。

七草粥をより美味しく楽しむコツ

【味付けのコツ】
• シンプルな味付けなので、だしを加えると風味がアップします。
• 七草の風味を楽しむために、味付けは薄めにするのがおすすめです。
• お正月の余り食材(昆布やかつお節)を活用してアクセントをつけても◎。
【彩りポイント】
器選び:白いお粥が映える陶器や漆器を使うと、一層趣が深まります。
盛り付け:七草の葉を少し上に飾るだけで、料理全体が生き生きとします。
飾りと演出:箸置きや季節感のあるクロスを用い、食卓を彩る工夫を。

5. 伝統を未来へ紡ぐ七草粥の意義

忙しい日々の中で忘れがちな日本の伝統行事ですが、七草粥は、日本の自然観や生命への感謝を象徴する伝統行事です。
自然の恵みに感謝しながら、家族で食卓を囲むひとときは、日々の健康を見直すきっかけにもなります。

七草粥の歴史や効能を知ると、食べる喜びがより深まります。
今年はぜひ、1月7日に七草粥を通じて、和の心と季節の美を味わってみてはいかがでしょうか?この記事がたくさんの方に読まれ、新年の健康を祈る心が広がりますように。

華道家として、季節を感じ、自然と共に生きる心を次世代につないでいきたいと願います。

あなたの七草粥体験もぜひコメントで教えてください! 😊

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美榮▶︎
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