人の記憶、神の記憶(1)
記憶は人生の財産過去の苦しみが、後になって楽しく思い出せるように人の心には仕掛けがしてあるようです。(星野富弘)
この言葉を聞いて、「その程度の苦しみしか味わっていないとは、幸せなことだ」と思う人は、星野さんが頸椎損傷で首から下を全く動かせないと聞いて驚くことでしょう。
思い出に関する研究によれば、高齢者は、若者と比べて、不快感情を伴う出来事をポジティブに捉えようとする傾向が強いことが分かっています。
それは、人生経験などにより、ポジティブな面や、そこから学べたことなど