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思い込みと誤解

人間関係のトラブルは、大半が思い込みや誤解が原因だと言われています。

相手のしたことは分かっていても、どんなつもりでしたのかは分かりません。

それを、推測、解釈、想像、勘違い、先入観などにもとづいて、「わざとやった」「なんてひどいことをする人だ」などと決めつけることでトラブルが起きるというのです。

相手の動機を疑い、悪く解釈していると、幸せにはなれないし、人間関係のトラブルを抱えることになります。

もし誰かのことで否定的な考えが浮かんだら、次の点を考慮してみてください。

●私たちには表面的なことしか分からず、相手の心の中は見えません。

人は外の顔かたちを見、主は心を見る。

(1サムエル16:7)

ただ、あなた[神]だけ、すべての人の心を知っておられるからです。

(列王紀上8:39)

●私たちは相手や状況の一部しか知りません。

わたしたちの知るところは一部分・・にすぎない。

(1コリント13:9)

●自分だって、動機を誤解されるのは嫌なものです。

人をさばくな。あなたがたがさばくそのさばきで、自分もさばかれ・・るであろう。だから、何事でも人々からしてほしいと望むことは、人々にもそのとおりにせよ。

(マタイ7:1-2,12)

●愛の目でものごとを見る必要があります。

何よりもまず、互の愛を熱く保ちなさい。愛は多くの罪[そして、罪だとあなたが思い込んでいるもの]をおおうものである。

(1ペテロ4:8)

●「私は知っている、私の判断は正しい」と確信しきっている時、実は大切なことを忘れているのかもしれません。

知識は人を誇らせ、愛は人の徳を高める。もし人が、自分は何か知っていると思うなら、その人は、知らなければならないほどの事すら、まだ知っていない。

(1コリント8:1-2)

私たちが、思い込みや誤解に判断を惑わされることなく、愛の目で人を、また状況を見ることを学べますように。

◆ ◆

すぐに決めつけてはいけません。相手が何をしているかは分かっても、なぜしているかは分からないからです。

(マザー・テレサ)

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