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【ドイツ&スイス鉄道旅日記(11) 】鉄道パスで回るベルリン滞在日記3. ボウイの愛したスタジオ篇

今回は音楽ネタでベルリンを語る回です。
登場人物はデヴィッド・ボウイ

ボウイとベルリンと言えばベルリン3部作
ベルリン3部作(Berlin Trilogy)は、ボウイがブライアン・イーノと共同してレコーディングを行ったアルバム『 Low』『Heroes』『ロジャー (間借人) Lodger』、これら一連のアルバムの総称です。

モントルークイーンの回でも書きましたが、『ロジャー 』はベルリン録音ではなく、モントルーマウンテンスタジオ録音ではあります。
これらは1976~1979年の時期ですから、まだ東西ドイツ統一以前でした。

ですから3部作のうちの2作が録音されたのが、西ベルリンにあったハンザスタジオです。
今回、その跡地というか、ハンザスタジオがあった場所を訪ねました。

場所はポツダム広場駅の近くなので、行きやすいです。
行って見るとボウイの写真がある程度で拍子抜けするかもしれません。
ここからブランデンブルク門まで徒歩で10分と少し、むしろ東西分裂の象徴との距離感を実感すべきかもしれません。
一つの都市の中に別の国の領土が存在し、それは対立する国家観を持つ国家と言う異常地帯で、創造活動を行なった実験的意欲に感服せざるを得ないのです。 

ブランデンブルク門

そして1987年にはボウイは、ベルリンの壁の西ベルリン側でコンサートを開催したのです。

同じく敗戦国でありながら、東西に国家が分裂したドイツとそこから免れた日本。
そんな視点で2カ国を比べてもみた旅です。 

日本人では1980年に加藤和彦が『うたかたのオペラ』をここで録音したのが、記憶には鮮烈です。

さて、ハンザスタジオの話はこのくらいにして、楽しいレコードショップ巡り。
アムステルダムでもそうでしたが、海外のレコードショップでは思わぬ掘り出し物が見つかります。

今回は上の記事にあるRecord Store Berlin
を訪ねました。
Pappelplatzと言う駅からすぐ近く。

とにかく、60年代、70年代のロックの名盤や隠れた名盤が満載。その他ブルースやニューオリンズなどのジャンルも豊富。
荷物になるので3枚にしましたが、泣く泣く外した中には、ヴァレリー・カーターの2ndもあったりと自ずと店主の趣味もわかります。
そして、戦利品がこれらです。

marshall tucker band
Phoebe Snow
Go Tsutomu Yamashita

Tsutomu Yamashitaをレジに持参すると店主がニヤリと笑い「これを選んだか」と呟き、気持ちが通じ合いました。
このGoと言うプロジェクトには、ドイツのクラウス・シュルツさらに、スティーヴウィンウッドアル・ディ・メオラが参加しています。
まだ何店か巡る予定ですが、ベルリンのレコードショップ巡りは必須です。

最後に以前投稿したモントルークイーンについての記事を貼ります。
モントルーベルリンボウイの繋がりも紐解けます。

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