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騒音。稽古場レポートより0121

『騒音。見ているのに見えない。見えなくても見ている!』について、どんな舞台かわからない、とよく言われます。確かに。つくっている私たちも、どんな舞台になるかよくわかっていません。よくわからないなかで日々稽古をしている訳ですが、ある人から、関係者向けの稽古場レポートがめっちゃおもしろいと言われました。意外でした。毎日稽古が終わってへとへとになり、今日も取れ高ゼロですか…、というしょぼんとした気持ちで書いていることがほとんどだったからです。確かに、稽古場でのトライ&エラーを公開することって今までなかったと思います。地点の舞台はいつでも細部までつくりこまれている印象かと思いますし、強固なコンセプトに基づくプラン通りの作品と思われる方もいらっしゃることでしょう。でも実際には、当然のことながら、そんなことは全くありません。というわけで、稽古場レポートを転載しながら、創作の様子をお伝えできればと思います。

みなさま


お疲れ様です。先週までの稽古の進捗状況等共有いたします。

三輪さんから送っていただいた音楽を稽古場で流しながら稽古しています。
基本的には台詞(場合によっては2人以上が並走してしゃべる)とお囃子(多くの場合2名以上によって発語される)が同時に出力されるつくりとなっていますので、音楽の聞かせどころをつくるべく、間をいれる箇所など模索したり、台詞を確定していったりなど、少しずつつくっていって、台本は添付の通り9ページの半ばくらいまで確定しました。

ほか、各セクションの進捗状況について共有します。

◎衣装について
俳優の衣装については最初のフィッティングを終えました。
また、演奏家の衣装については、当初はシンプルな黒いシャツをイメージしていたのですが、三輪さんから「俳優と同系統ではなく、異質の存在としてみえるように考えてほしい。イメージとしては神の視点、天上の響きなので、この世の人間のようなものとは少し違う何か・・」というコメントいただきまして、コレットさんとも相談したのですが、『ノー・ライト』のKojさんのようなプラスチック素材の衣装がよいのではないかということで検討しています。
ただし『ノー・ライト』のときの衣装は腕を動かすと衣装そのものが音をたてますし、おそらく着心地もあまりよくないのではないかということで、素材については今後も検討を重ねます。

◎プロジェクターの吊り方について
大鹿さんと木津さんの間で検討が重ねられており、添付図面のようなかたちになりそうです。

◎稽古場仕込みについて
23日に稽古場仕込みをします。表面にペットミラーを施すかどうかについても納品後に検討することになります。


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