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べてるの家のオンラインマガジン「ホップステップだうん!」 Vol.294




・ いきあたりばっちり!  江連麻紀


やちゼミ拡大版「当事者研究」〜 自分自身で、ともに 〜 2024.7.7

今回のやちゼミは、「やちさん」こと向谷地生良さんが東京で予定が空いたことからはじまりました。

打ち合わせを重ねてご縁があった東京女子大学の会場で開催することが決まってあとは東京女子大の先生たちと打ち合わせして告知!という時期に向谷地生良さんから電話がかかってきました。

「実は、やちゼミの日になんか予定が入ってたかもしれないんだよね。それが誰かもどんな用なのかも覚えてないんだけど、確かそんな話しをしたような・・・」

電話の向こうで雲を掴むような向谷地生良さんの記憶検索がはじまりました。

一瞬で私の頭の中はぐるっとひととおりのパターンを想定しましたが、これまでのやちゼミからここで不安になる意味のなさを経験してきたためクスリと笑いながら記憶が戻らないあやふやな向谷地生良さんとの電話を切りました。

周りの人たちに確認されて予定はなかったため無事に開催できることとなりました。

毎回いきあたりばっちり!となるやちゼミですが、今回もばっちりとなりそうです。

日時:2024年7月7日 12時30分〜15時30分
講師:向谷地生良氏(社会福祉法人浦河べてるの家、北海道医療大学)、べてるの家のメンバー
会場:東京女子大学25号館25202教室
募集定員:30名
一般参加:2000円
セルポ・なさラボメンバー:1000円

お申し込みはこちらからお願いします。

・文/写真:江連麻紀


・べてるまつり2024開催についてのご案内

日時:2024年10月4日(金)・5日(土)
場所:北海道浦河町文化ホール
プログラムの内容:浦河べてるの家、40周年記念企画お楽しみに!
<宿泊場所について>
例年、町内のホテルや宿が満室になることが予想されております。町内が満室の場合は、多くの方は隣町の施設を予約されることが多いです。
各ホテルの空室状況については、直接各施設へお問い合わせくださいませ。(ウェブではなくお電話での空室確認をお勧めします)
浦河への交通手段・宿についてはこちらをご参考ください。


・ 日本精神障害者リハビリテーション学会 第31回東京お台場大会のご案内

学会名称:日本精神障害者リハビリテーション学会 第31回東京お台場大会
テーマ:多様性と調和 ~台場シティで調(ととの)う~
会期:2024年12月14日(土)~15日(日)
会場:東京有明医療大学(〒135-0063 東京都江東区有明2丁目9番1号)
参加者数:約1,200名
開催目的:本会は精神科リハビリテーション学に関する研究発表、連絡、提携、及び研究の促進を図り、これらの進歩、普及に貢献することを目的とする。
大会長:肥田 裕久(医療法人社団宙麦会ひだクリニック 理事長/院長)
副大会長:角田 秋(東京有明医療大学看護学部看護学科 教授)
     佐々 毅(医療法人社団宙麦会ひだクリニックお台場 院長)
実行委員長:中田 健士(株式会社МARS 代表取締役)
主催:日本精神障害者リハビリテーション学会

⚫︎参加登録受付中!

精リハ学会は、2010年に浦河でも開催した学会です。
今年の東京大会はべてるからもメンバー・スタッフがたくさん参加する予定です。
みなさん、東京・有明(お台場)でもお会いしましょう!


●新刊「弱さの情報公開」

2023年10月発売の最新書籍です。
2020年に発売しご好評をいただきました「弱さの研究」の続編。
不寛容な社会での孤立と孤独「つながり」を考える。

一部では、カーリング日本代表の吉田知那美選手とべてるの家の人や
向谷地生良氏との「強さと弱さ」についての対談。

二部では人と人の「つながり」を各章で考察、依存症、認知症の孤独について、本当の「つながる」ことの意味を考える。

<目次>
まえがき―「弱さの情報公開」の源流 
一部 弱さの情報公開
一章 弱さの情報公開 
二章 弱さを認める 
三章 行き当たりバッチリ 
二部 つながる
四章 わたしが「ダメ。ゼッタイ。」ではダメだと思う理由 
質疑応答 
五章 「認知症と繋がる」ということ 
六章 あいだは「愛だ」 
七章 地域と人と苦労で繋がって(向谷地生良氏最終講義) 

●大反響増刷中!
『子ども当事者研究 わたしの心の街にはおこるちゃんがいる』

本体価格:990円+税、出版社:コトノネ生活

https://kotononeya.stores.jp/items/620f7a061dca32103eb2bf4b



・「北のバラバラな日々」 (47) 笹渕乃梨

先月から待ちかまえていたPMSがとうとうやってきました。
毎晩寝る前ににその日の機嫌のよさを手帳につけ「いつでも来いよ」と心の準備をして過ごしていると、思いもよらぬ角度からそれはやってきました。

先週のある晩のこと、娘を寝かしつけたわたしはいつもならすぐに寝落ちするところがその日はなぜかうまく寝付けず、仕方がないのでもうすぐ始まるプール学習に向けて娘のラッシュガード(上)を探すべく、暗がりのベッドでぬくぬくしながらせっせと子ども用の水着を検索していました。が、しばらくすると「北の国から」「つまらない」と検索し、ヤフー知恵袋のみんなに意見を求めそうになってたのです。謎の展開に自分でもギョッとし、23時過ぎにも関わらず日常をシェアしあっている友人たち(研究仲間)にこんなメッセージを飛ばし、すぐにスマホを置いて寝たのでした。

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