小学校低学年の宿題と朝の準備はこれで解決!(育児日記)
遊びにすぐ夢中になってしまう小2の長男は、毎日宿題と格闘しています。
これまでは妻メインの「放置スタイル」で、あまりうまくいかず。
言われなくても自分でやれよ!は通じなかったんです。
最近は「程よく関与スタイル」でうまくいくようになりました。
子どもの宿題でイライラしたくないパパママのヒントになると嬉しいです。
やっぱり男の子は難しい
まず強調したいのは、コレ。
男の子は、女の子と違って理解不能。
同じ「子育て」というジャンルで括ってはいけない、とすら思えます。
「うまくいく声かけ」がそもそも耳に入らないし、すぐ忘れるんですから。
もちろん結局は個性によって様々ですが、うちの長男はまさに宇宙人。
見えていない、聞こえていない、覚えていない、気にしない。
「私の辞書に反省の文字はない」って感じ。
一方の長女は、まさに”大人にとって都合の”いい子。お利口さん。
周りのことが見えているし、先をみて動くし、言われたこともちゃんと覚えている。
「気づく」というのが一番大きな違いかな。
課題を与えられて、それをこなしていくのが好きという感じ。
まぁ~手がかからない。
多くのママからしたら、「宇宙人タイプの子」は理解不能なことばかりだろうなと思います。
何考えているんだろうと。何も考えていないじゃないかと。
それでいて、パパまで優等生タイプだと「宇宙人タイプの子」は理解者がおらず、肩身の狭いを思いをしてしまいそうです。
私の妻は優等生タイプで、宿題なんて言われなくても家に帰ったらすぐ終わらせていました。
自発的に宿題をやらない長男に対して、自分で気づいて行動を変えることを期待し、怒るどころか何も口出しをしない「放置スタイル」を貫いていました。
残念ながら、長男が期待に応えることはありません。
宿題をしないまま朝を迎え、朝は宿題をしていないことを忘れ、学校に行かないといけないことも忘れ、気づいたときにはもう朝の会が始まる時間。
結局宿題には手をつけず、慌てて飛び出していくのがお決まりでした。
こうやって恥ずかしい思いをしたり、先生に怒られれば、反省して自分からやるようになるだろうと、妻は期待していました。
しかしながら、いつまでも彼の行動が変わることはありませんでした。
私は正直、無理だろうなと思っていました。
見えていない、聞こえていない、覚えていない、気にしない。
「私の辞書に反省の文字はない」
私もいい大人ですが、これらすべてが当てはまります。
男なんてみんな、こんなもんです。
(勝手に巻き込むな)
反省して自発的にやることもない。怒ってもダメ。
仕方ないので、好きなものを取り上げたり、罰を与えて強制する。
その結果、子どもは勉強が嫌いになり、ますますやらなくなる。
典型的な負のループではないでしょうか?
親も一緒に勉強するのがベストではある
やはり「リビングで親も一緒に勉強する」がベストだとは思います。
1人だと、寂しいのもあるんですよね。
「一緒にやろう」と声をかけると、すんなり宿題に取りかかるときの方が多いです。
そりゃそうですよね。
でも、親も忙しい。
我が家の場合、食器を洗ったり、布団を敷いたり、下の子の髪を乾かしたり、歯磨きさせたり、赤ちゃんの抱っこしたり、ずっと座っていられるわけではありません。
仕事を片付けないといけない人もいるでしょう。
とりあえず宿題を始めさえしてくれれば、あとはなんとかなる。
そこで我が家では、気づかせてあげるようにしています。
気づかせてあげた方がみんなハッピー
長男も、悪気があって宿題をしないわけではないんですね。
ただ、遊びに夢中になりすぎて、宿題の存在を忘れてしまう、時間の経過に気づかない。
これって、すごい才能だと思います。
私は子どもの頃、こんなに夢中になれるものがありませんでした。
したいこともなかったので、宿題をしていただけです。
だから、この夢中になれる遊びを無理に奪うことはしたくないんです。
(テレビやゲーム、Youtubeなど電子機器は別の話)
そこで我が家で実践している声かけが2つ。
①「何時から宿題始める?」
宿題は、あくまで子どもが自分のために主体的にするものです。
やるのかやらないのか、やるならいつやるのか、は本人が決めることです。
基本的に「宿題はやるもの」という前提で質問していいと思います。
ですが、いつやるかは子どもに決定権を委ねてもいいんじゃないかと考えています。
学校に行くまでに終わっていれば、結果は同じはずです。
帰ったらまず宿題、としているご家庭は多いと思います。
「宿題終わったら好きなことしていいよ」というスタンスです。
長男の場合は、それを断固拒否します。
帰宅→手洗う→お菓子食べる→公園に行くという流れを、彼は大切にしたいんですよね。
私も子どもだったら、そうしたいです。
「宿題が終わったら〇〇していいよ」って裏を返せば「〇〇したいなら宿題しなさい」という意味です。
それって「宿題は罰ゲーム」と言っているようなものだと思うんですよね。
学校から疲れて帰ったら、リラックスしたいでしょう。好きなことしたいでしょう。
仕事から帰って「まずは資格の勉強しなさい」とか言われたら、ぶん殴りたくなるのと同じです。
帰ってからが、やっと自分らしくいられる時間なんです。
例えば「夕食までに宿題を終わらせる」など、次の行動を期限にするのも微妙かなぁと思います。
子どもが自分で決めたならいいですが、親が勝手に決めても、子どもはそりゃしたくないですよね。
親がイライラする原因を、自分で作ることになると思います。
宿題の期限は、時間にした方がいいのではないでしょうか。
我が家では20時を宿題の終了目安の時間としています。
なので、長男は19時半~45分の間で開始時間を設定することが多いです。
終了時間が20時を過ぎることが続く場合、開始時間を早めるよう提案しています。
②「〇分になったよー」
「19時半から始める」と答えたら、それまでは何も言わない。
ただ、開始時間を決めても、時計を見ないことには気づけません。
なので、気づかせてあげます。
時間になったら、「パパも読書ノート書こ~」とか「一緒に日記書こ~」とか言って一緒に始める姿勢を示すのが理想です。
ノートを広げたまま席を立てば、「パパはまた戻ってくるつもり」は伝わります。
開始時間を過ぎても子どもが切り替えできなければ、5分おきくらいに声をかけます。
決して、怒らない。「自分で決めたこと」と嫌味を言わない。
「あれ?19時半から始めるって言ってた気がしたけど、パパの勘違い?」と素朴な疑問を投げかけた方がいいと思います。
椅子に座って「待ってるよー♪」とかもいいですよね。
遊びに集中して聞こえていなければ、「まだかなー?」とひたすら頭をヨシヨシして気が散るようにしています。笑
こうすると、誰も怒らない、誰も怒られない、誰も嫌な気持ちにならない。
宿題もちゃんとやれて、みんなハッピーです。
子どもも、自分からやっているような気になると思います。
時間の感覚は、、、そのうちついてくると信じます!笑
それでも、うまくいかない日はありますが。。。
特に、初めて読む本を借りてきた日は、そのことで頭がいっぱい。
やっと椅子に座っても、少し書いてはボーっ、少し書いてはボーっの繰り返し。
何もなくても、頭の中で遊びが始まっちゃうんですよね。
いや、すごい才能だけどね!パパ横でずっと待ってるよ!
あんまり長いと、先に寝ちゃいます。笑
やってる最中も怒らない!
字が汚すぎると、全部消してやり直しさせたくなりますけどね。。。
丁寧と思える字をひとつでも探して、それを褒めまくるくらいしかできることはないんでしょうね。
宿題が終わらないときは、翌朝早めに起こせばいいと思います。
正直、下の子も寝ているし朝の方が断然捗ります。
ちなみに、朝の準備も一緒です。
長男は8時に家を出ると決めています。
というか、下の階に住んでいる同級生の子が迎えに来てくれるんです。
準備状況を気にしつつ、何もしてなければ、「45分になったよー」とか「あと5分でお友達が迎えに来るよー」とか声をかけてあげています。
「宇宙人タイプの子」には、怒っても無駄なんですよね。
親の都合でコントロールしようなんて、もってのほかです。
親が怒れば怒るほど、宿題がますます嫌になり、学校が嫌いになり、最終的には大好きなパパママを怒らせてしまう自分のことが嫌いになるだけな気がするんですよね。
大丈夫。独り立ちするまでには地球人になると思います。
気長にのんびりと待つ心を持ちたいですね。
(妻からしたら私は未だに宇宙人かもしれません・・・)
<今回のポイント>
自発的に行動するのが難しい子は多い(特に男の子)
宿題を強制したり、怒ると逆効果
リビングで親も一緒に勉強するのがベスト
①宿題を始める時間を子どもに決めさせる
②時間になったら継続的に声をかけてあげる
(イチャついて切り替えさせる)その日のうちに宿題が終わらないときは、翌朝早めに起こす
朝の準備も、同じように時間を教えてあげる
今回の記事で、子育てと気楽に向き合えるパパママが増えてくれると嬉しいです。
またねー。
ベテランパパ