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極月タイムスリップ:浅草の地下を訪ねて
令和5年もまもなく仕舞いである。師走の日は銀座線の終着駅がよく似合う。
浅草の夜は新仲見世や六区の歓楽だけでは勿体ない。知る人ぞ知る浅草地下街は帝都随一のディープスポットだ。改札を出てすぐさま、時空の歪んだ空間が口を開けている。吸い込まれるように踏み入れるも、昭和然とした空気にまず圧倒されること請け合いだ。
それにしても、これだけ東京がアップデートされても、浅草は不変を保っているから大したものである。狭く天井の低い通路の先には、昔日のカオスがひっそりと眠っていた。