2022年という未曾有のうねりのなかで:遠望する明年の霞
あっという間だった。今年も始まってからもう10ヶ月。神無月に突入してしまった。彼方には2023年という見知らぬ次代が待ち受けている。さてこの一年ほど激動という語が似合う年もなかなかないように思える。あまりに濃すぎる2022年の未曾有の大転換─そして現代史のうねりのなかで、よくぞまずここまでやってきたものと振り返りたい。
年始から騒々しい世相と激変の予感は的中していた。侵略戦争に衝撃を受け、疫病禍のなかで憂いそれでもなおと歩んできた。或いは元首相の銃撃暗殺という世界史的一大事からの国内政情の乱れ─あの国葬儀さえ過去のものになったいま。
いよいよ思うまもなく長すぎた2022年もラストスパートに入る。終わりよければすべてよし、と私が言えればよいのだが。
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