ベネッセのDXを推進し、デジタルで新たな価値を生み出す組織 “DIP” って何?
はじめまして、ベネッセ新卒内定者ライターのゆーたです。
このnoteでは、ベネッセの新卒内定者がベネッセの内部を調査して、リアルな情報と感想をお届けしています!
私が調査を担当するのは、DIP(Digital Innovation Partners)という組織です。ベネッセのDX戦略について皆様にお伝えしていきます!
第1回目のこの記事では、ベネッセのデジタルを司るDIPの基本情報についてお伝えしていきます。DIPについてより詳しく知りたいと思った方は、キーワードに埋め込んであるURLからDIPのホームページもチェックしてみてください!
1. DIPってなに?
DIPとは、“Digital Innovation Partners”の略で、DX戦略の立案と推進を担う横断的な組織で、ベネッセの様々な事業において、デジタル化の推進とデジタルによる新しい価値の創造を行っています。
進研ゼミやこどもちゃれんじなどの事業からは独立して存在しており、専門的な知見をもったDX人財が各事業に入り、現場のメンバーと共にDXプロジェクトを推進する、という形を取っています。
DIPの掲げるミッションは、「常にお客様にとって、最良の商品・サービスを提供できる会社であり続ける」というものです。
お客様が「こういうサービスがあったらいいな」と思われた時に、デジタルを用いてそれを実現することが役目なんですね。
DIPによるデジタル化の具体例については、今後の記事でも取り上げていく予定なので、皆様ぜひ今後の記事もご覧くださいませ!
2. DIPってどんな仕事をしているの?
まずはDIPという組織の概要についてお伝えしましたが、この章ではより詳しく、具体的にどのような戦略でどのような業務を行っているのか見ていきます!
DIPには、
ベネッセグループのDX
企業向けコンサルティング
と、大きく2つのテーマがあります。順番に見ていきましょう!
ベネッセグループのDX
DIPのメインとなる業務です。ベネッセグループのDXはさらに、
①事業フェイズに合わせたDX推進
②組織のDX能力の向上
に分かれます。
ベネッセグループには、幼児向けのサービスから高齢者向けのサービスまでさまざまな事業があり、デジタル活用の進展度も事業によって異なります。DIPは全ての事業のデジタル化を担う組織であるため、各事業の進展度に合わせてDXを推進する必要があるのです。
事業フェイズに合わせたDX推進は主に3つの段階に分けられます。
デジタルシフト:サービス・業務プロセスを段階的にデジタル化し、品質・生産性を向上させる
インテグレーション:オンラインとオフライン両方でデータを活用し、サービスの品質向上を行う
ディスラプション:市場環境変化などを見据え、ビジネスモデルを転換させる
上記のどの段階にあるかは、事業ごとに異なるため、DIPでは状況に応じた柔軟なDX戦略を実施します。
ただサービスや業務プロセスのDXを進めただけでは、持続的な効果は見込めません。事業内でのサービスや商品のデジタル化と合わせて、組織そのもののデジタル能力を向上させるという責務も、DIPは担っています。
人と組織が成長し続けられる環境を構築するために、“DX人財の開発”・“インフラの刷新”・“コーポレート機能のDX”など、6つの重点施策を設定し、さまざまな角度から組織のDXに取り組んでいます。
企業向けコンサルティング
ベネッセ社内でのDX推進によって得られたノウハウを活かし、DIPはDXコンサルティングを社外に向けても提供しています。
自社の事業の幅広さに裏付いた「幅広い世代への対応力」と、自社が事業会社であるからこそわかる「事業運営に必要なサービス」が強みです。
企業に向けて提供しているコンサルティングの内容は大きく3つあります。
DX人財戦力構築支援:DX人財の職種の定義や、リスキリングのための研修などを行い、その企業の中でDXを推進していく人財を育てる
データ利活用内製化支援:企業での内製化をゴールに、データ利活用を進める
デジタルシフトコンサルティング:企業や部門のフェイズに合わせて、DX戦略の立案と推進を行う
“ベネッセグループのDX” と “企業向けコンサルティング” の2軸があることによって、「ベネッセグループ内でのDXを進め、そこで得られたノウハウを他社にも提供し、その過程で新たな知見を得る」というように、相乗効果が生まれているんですね。
3. まとめ
ここまでご覧いただき、ありがとうございます!DIPについて少しでも知識が深まったと感じていただけると嬉しいです。DIPに興味が湧いたと思っていただけると、もっと嬉しいです!興味がある方は、下線の引いてあるキーワードをクリックして、HPのコンテンツもご覧ください。
今回DIPについて調べてみて、ベネッセグループの全事業に関わることのできる、とても面白そうな組織だと思いました。ベネッセは教育・介護・保育など、提供するサービスによってグループ会社が分かれていますが、DIPでは、各グループ会社のもつ事業全てに関わる機会があるのです。働く中でさまざまなビジネスモデルに対してアプローチしないといけないので、どんな事業・サービスにも対応できるようなDX人財になれるだろうと感じました。
また、DXの仕事もとても幅広いと感じました。ベネッセグループという大きな組織全体のDXを担っているからこそ、対応しなくてはならないことも多く、それだけ幅広い知識と経験が求められるのだと思います。取り組んでいるプロジェクトを全体から考えることができる、というのは大きな面白みだと思います。
最後までご覧いただき、ありがとうございます!
これからも、ベネッセのDX戦略についていろいろな角度から調べて記事を執筆して参りますので、どうぞよろしくお願いします。