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許されたこと犬にだけはあるみたい幣のような尻尾のリズム 死にたいのは誰も彼もじゃないけれ…
愛が降るこの丘登る子供らが忘れたものを届けゆく旅 敦盛を舞っておさらば信長の飼っていた鬼…
相変わらずのロボですねその優しさ壊れた肩もわからないんだ 夏の雪ありえないものそれ見える…
唇の端にコーヒー 拭う時妙に野生の気持ちになる 焦れる踵 帰らないとは言えなくてパンプス…
野球の素振り少年誇るのは 同じユニ着る妹の姿 思い出す電話番号ばあちゃんの どこかの家で…
赤く手を燃やしていいの生活の冷蔵庫の中身も忘れ この月は17番目色は赤 信奉者はルビーのピ…
じゃあもう忘れていいよ輝く高速先に降りるみたいに 家の中は涼しいけれど 外の夏 合わせて軽い服を着るとき ずっとそばにいた暖かい椅子示す君の存在1分で消え 22℃のぬるい時は各々好きな袖着てる夜のスーパー 流星のように撃ち込む悲しいニュース消して 廃墟のテレビ 匿名の声しか聞かないこの頃は 友と焼き鳥食べに行こう 犬も子も持たないわたし夫だけ 空いた片手を手探りで生く この手紙読み終わったら爆発して 遠くから見てすぐ帰るから 窓開けると子供の声がする地区で 世
あなたの鎖骨を食むちいさいぼくカニバリズムの片鱗を見る 瞬きの間に新芽出る季節がぼくをぞ…
ゴイサギの羽持ってきて夏だと言う子は賢し軽いスカート カラコンの男性店員目が眩し乾いた星…
さよならのきらめき光る手のひらに君の顔から反射した影 乾涸びた万年筆にインク入れブルーブ…
桜咲きチューリップ咲き梅も咲く今札幌の春の始まり 縁を切る胸に抱えて闇を行く月から梯子降…