見出し画像

【麺から作る!】醤油ラーメンのための、ラーメンクラフトビールが誕生!?


はじめまして「自然とわたしに美味しい一杯」を目指している株式会社Beer the First 代表の坂本錦一です!

私は食品商社・卸の業界で勤務していた経験があり、そのご縁で全国のメーカー、農家を訪問させて頂きました!その中でもフルーツ農家さんでは、表面に傷がついてるという理由で大切に育てたフルーツを販売できずにいると知り、「何か出来ないものだろうか」、、、と感じていました。

そこで、私の大好きな「クラフトビール」からアプローチをしたいと思い、2021年3月に事業を開始致しました。あらゆる食材をアップサイクル出来るクラフトビールの汎用性を活かし、フードロス削減を目指しています。

株式会社Beer the First 代表 坂本錦一


私はクラフトビールを通してフードロス削減に取り組むのと同時に、もっと多くの方に「クラフトビールの楽しさを知ってもらいたい!」と思っています。

仲の良い友達や、会社の同僚と飲みに行く時に「最初の1杯」として愛されているビールですが、本当はもっと味わい豊かなビアスタイル(=ビールの種類)があって、使用する麦芽の種類や、ホップの品種、酵母の種類、投下する量によって「こんなビールがあったんだ!」と思うくらい、まだ見ぬ未知のビールに出会うことができます。

もっと多くの方に「もう一歩踏み込んでほしい」「もっとクラフトビールの深みを知ってほしい」と思っている矢先、ラーメン戦士山川大介さんと出会いました。

▲ 坂本 錦一(写真左)ラーメン戦士 山川大介(写真右)

ラーメン戦士 山川さんは、年間400杯食べるほど無類のラーメン好きで、好き過ぎるがあまりラーメンの食べ過ぎで入院した事もあるんだとか(笑)ラーメンライターとしても活躍されています。

そんなラーメン戦士 山川さんとお話をしている中で、ラーメンの面白さを知りました。国民食として万人に愛されるラーメンは、麺・ダシ・タレ・具材・油の5つで構成されています。一つひとつの具材の特性を理解し一歩踏み込むことで「ラーメンの奥深さや店主の想いを知ることができ、より一層楽しむことができる」と熱く語ってくれました。

これを聞いて、"クラフトビールとラーメンの楽しさ"をもっと多くの人に届けたい。「クラフトビールとラーメンをもっと盛り上げたい」と思うようになりました。そこで、自身が取り組んでいるアップサイクルのクラフトビールの観点から「麺から作るクラフトビール」を作ればどちらにもアプローチができるのでは?そう思い、早速行動に移しました。

まず廃棄間近の麺は存在するのか?ヒアリングを開始しました。日本国内で製麺所が数ある中、ラーメン店主たちから圧倒的な支持を集めている東京都台東区にある製麺所『浅草開化楼』さんが、私たちの話を親身なって聞いていて下さいました。


『浅草開化楼』さんは、創業1950年の70年以上続く老舗製麺所。名だたる名店をはじめ、全国400以上のラーメン店が契約を結んでおり、ラーメン好きをはじめグルメ好きの間では知らない人がいないと言っても過言ではありません。そんな『浅草開化楼』さんを代表する職人であるのが、トレードマークのマスクに身を包む不死鳥カラスさん。カラスさんの手掛ける麺に惚れ込んだ店主は多く、製麺業界を底上げし、ラーメン界の第一線を走り続けているひとりです。

▲『浅草開化楼』不死鳥カラス 様

廃棄の麺は出てしまうのかお尋ねしたところ、製造過程で出る麺の切れ端は、すべて廃棄になってしまうとの事。今回、麺から作るビールに込めた熱い想いを語ったところ、本プロジェクトへのご協力を快く引き受けてくれました。

『浅草開化楼』さんの麺を使ってクラフトビールを作るなら、ラーメンに合うクラフトビールを作りたい!と思い立ち、ラーメン戦士山川さんとビール仲間で集まりました。

醤油、塩、味噌、豚骨。数あるラーメンの中で「何ラーメンに合わせるのか?」考えました。調べを進めていくと、町のラーメン店や中華料理店、定食屋などを含めて日本でイチバン馴染みがあるラーメンは醤油ラーメンであり、最も好きなラーメンの種類のアンケートでも醤油ラーメンが1位であることがわかりました。それを知り、私たちは麺から作った「醤油ラーメンに合うクラフトビール」を目指すことにしました。

醤油ラーメンに合うクラフトビールを"楽しく飲みながらとても真剣"に考えていく中で、醤油ラーメンと非常に相性の良いトッピング「海苔」の香りがしたら面白いのでは?というアイデアが出ました。「確かに、ビールからほのかに海苔が香ったら醤油ラーメンのペアリングに最適かも」と思い、今回ビールを作っていただく『こまいぬブルワリー』さんに相談したところ「ぜひ挑戦してみましょう!」と快く引き受けてくださいました。

醤油ラーメンに合うクラフトビールとして副原料に「海苔」を使うのであれば、製造過程でどうしても出てしまう海苔の切れ端や、訳アリの海苔を使いたいと思い、日本中の海苔店に問い合わせました。その中でも、私たちの活動に共感をしてくださったのが「山本海苔店」さんだったのです。

山本海苔店さんは、1849年(嘉永2年)に創業。今ではお馴染みの「味附海苔」を明治2年に開発をし、それを明治天皇が京都へ行幸される際のお土産として献上され、それ以降『山本海苔店』さんは宮内庁御用達*として御用をお受けするなど、日本の海苔文化・伝統を築いてきた老舗海苔店の一つです。※現在は宮内庁御用達制度は廃止となっております

『山本海苔店』さんでは、海苔の収穫期になると仕入れ担当者が生産地を巡り良質な海苔を仕入れています。この海苔は各産地であらかじめ等級付けされていますが、仕入れた海苔全てを、専門の「仕訳技術員」が口どけ、味、色などを判定し、独自の格付けを行っています。海苔の等級は、一般的に色やツヤで判別されていますが、『山本海苔店』さんでは色やツヤに加えて、"海苔の口どけや柔らかさ"を基準に判別してこだわり抜いた海苔だけを商品化しています。

そんな、海苔業界の第一線を走っている『山本海苔店』さんが、今回副原料に使う海苔を支給して下さることに。こうして「ラーメンの麺から作った醤油ラーメンに合うクラフトビール」の役者がすべて揃いました!


■商品詳細

商 品 名 :華麺舞踏会 醤油との出会い
内 容 量 :330 ml
A V B :5%
賞 味 期 限 :240日
保 存 方 法 :常温
商 品 説 明 :ラーメンの「麺」から作った”シーウィード(海苔)エール”。香ばしい     
モルトのコクに、鼻から抜ける「海苔」の旨味が、醤油を桁違いに引き立たせる一杯
本来使用する麦芽の15%を「麺」で代用しました。

※麦芽比率や使用する副原料の都合上、品目は発泡酒

■商品名の由来

「華麺舞踏会 醤油との出会い」は、クラフトビールを通じてクラフトビールとラーメンをさらに楽しんでもらいたい。さらにもう一歩踏み込んで、クラフトビールとラーメンに興味を持ってもらいたい!という想いから誕生しました。

名前の由来は、中世ヨーロッパの"仮面舞踏会"からヒントをもらいました。階級など関係なく楽しまれる仮面舞踏会のように、クラフトビール好きやラーメン好きはもちろん、クラフトビールやラーメンに詳しくない人など様々な人に楽しんでもらえるように、材料の中華麺と合わせて「華麺舞踏会」と名づけました。

醤油ラーメンが日本人に一番馴染みがあるため、まずは醤油に合う味を目指して「醤油との出会い」とサブタイトルをつけました。ビアスタイルはIrish Red Aleをベースにした、香ばしいモルトとほんのり燻製がかったモルトを使用し、決め手に海苔を使った"Seaweed Ale"です。アクセントに海苔を使用しているため「Seaweed(海苔) Ale」と名付けました!

まずは「華麺舞踏会 醤油との出会い」を片手に、醤油ラーメンと一緒に楽しんでいただきたいです。醤油スープに負けないモルトのボディー感。磯を感じさせる海苔のうまみが醤油ラーメンを最後まで楽しませてくれるはず!

■デザイン

今回ラベルのデザインは、ビールの楽しさをイラストでたくさんのヒトに届けしている"イソガイ ヒトヒサ"さんにお願いしました!まるで舞踏会で舞う女の子の躍動感や、ほんのりネオ中華を感じさせる字体など私たちの想いをイラストに乗せていただきました。

関係者からのメッセージ

浅草開化楼 不死鳥カラス

日々の製造の中で味わいはまったく変わらなくても、主に長さが満たなかったりで商品にはならず、やむをえず廃棄になってしまう麺の切れ端が実際かなり出るんですよね。今までやむをえず廃棄となっていた麺を活用して頂けたら「麺も幸せになれるな~」と思い協力を決意した次第です。形になるのを待ちわびていました。応援しています!

株式会社 山本海苔店 代表取締役社長 山本 貴大

山本海苔店は「よりおいしい海苔を、より多くのお客様に楽しんでいただく」という経営理念のもと、海苔ひとすじに170年以上の歴史を守りながら日々新しいことにチャレンジしております。

今回のプロジェクトについてお伺いした際にまずビールの原料に海苔を使うという新しさに驚きました。海苔もビールもその味だけでなく香りも楽しむものですので、それぞれ持っている良さが合わさったときどんな相乗効果が生まれるのだろうかとワクワクしました。 

さらに今回は醤油ラーメンに合う麺を使ったビールとのことで具体的な食シーンが想像でき、とても面白いです。またこのプロジェクトを通して山本海苔店をご存じない方にも知っていただけるチャンスになると思い原料を供給させていただきました。

華麺舞踏会〜醤油との出会い〜が皆様のお手元に届くことをとても楽しみにしております。

こまいぬブルワリー 営業部長・広報・ブルワー 丹羽 岳悠

醸造家としても、いちビールファンとしても、この素晴らしいプロジェクトに関われること、大変光栄です! みんながおいしいビールを飲みつつ、それがフードロスの削減にも繋がる素敵な未来を楽しみにしています!

イラストレーター イソガイ ヒトヒサ

「ビールを造ったらデザインをお願いしたいです」と声をかけてくれた坂本くん。それから2年たってビール屋さんになり、あらためて仕事の相談で声をかけてくれました。某航空会社で食品に携わる仕事をしていた彼は「廃棄される食品・食材を何とかしたい」という思いと「ビールが好き」という気持ちを今の自分の仕事にしました。アップサイクルがビール造りの軸にありますが、そういう部分を全面には出さずに遊び心のあるデザインが彼らの要望でした。今回の浅草開化楼さんの廃棄予定の麺を使ったビールも同様で、このポップなビールがラーメン屋さんを賑やかにする日が来るのを楽しみにしています。

ヤクルト陸上競技部 ハーフマラソン日本記録保持者 小椋 裕介 選手

代表の坂本とはもう10年の付き合いになります。当時彼は「IPAを飲もう!」という私の誘いに、「イイね!!でもIPAって?」と応える、クラフトビールにまだ出会っていないビールが好きな青年でした。それから数年。すっかりクラフトビールにのめり込んだ彼から「自分でビール作ることにしたよ!」と連絡があり、改めて彼の行動力と情熱に驚かされました。

学生時代からボランティアやサークル活動で、地球環境や東南アジアの人々の暮らしに貢献していた姿を見てきました。そんな彼からフードロス削減に関わるビールを作りたいと聞いた時は、「坂本ならきっとうまくいく」と確信したのを覚えています。

今回Beer the Firstからお届けする、麺から作られたビールは、坂本に賛同して集まった仲間たちの想いと情熱が込められた1本です。ご家族や気の置けない友人たちと一緒に、もしくはひとりでしっぽりと。ぜひ手に取って見てください。乾杯!

ラーメン戦士 山川 大介

坂本くんと初めて会ったとき、ビール作りに対する彼の情熱に私は心を打たれました。「こんな熱い人と一緒にものづくりをしたい」そう心から思ったのを今でも鮮明に覚えています。

「麺からビールを作る」という斬新なアイデアから生まれた本プロジェクト。ようやく皆様のお手元にお届けできるところまできました。私にとってもラーメンへの想いをすべて乗せたビール。最高のラーメンと一緒に、ぜひ乾杯してください。

東京都 環境局 資源循環推進部

㈱Beer the First様は、令和4年度に東京都が実施する食品ロス削減のための社会実装化事業「フードテックを活用した食のアップサイクル促進事業」に採択され、廃棄間近の食材を材料にしてクラフトビールを醸造することに取り組まれています。

今回はラーメンに合うビールというコンセプトで、食品ロスになりがちな麺の端材のアップサイクルに挑戦され、都内の製麺所さんや海苔店さんとのコラボレーションで東京産の素材でアップサイクルビールができました。ぜひ多くの方に味わっていただき、食品ロス削減に貢献していただくことを期待しております。頑張ってください。

「ビール女子」編集長 吉原 咲子

「ラーメン×ビール」というワードだけでもそそられ、お腹がギュルギュル鳴ってくる最強タッグな企画。さらにアップサイクルと環境まで考えられていて、魅力をたっぷりと感じています。

ビールを手がけたBeer the Firstさん、そして醸造担当のこまいぬブルワリーさんに直接お話を伺ったときも、それぞれがビールだけでなく「ビール業界のこと」「ラーメン業界のこと」そして「環境のこと」をしっかり考えていることが伝わりました。 インタビューをさせていただいた時も(いい意味で)私たちの存在を忘れたかのように、 ずっと3人で味わいのことを話し合っている姿を見て、、思わず応援したくなるようなチームだなと思っています。

皆さんに今後の展望をお伺いしたところ、今回の「醤油ラーメン」に続き「豚骨」「塩」と シリーズ化するかも?とのことなので、支援者のみなさま今後の動きも乞うご期待です!ぜひ支援よろしくお願いします!!

さいごに

「華麺舞踏会 〜醤油との出会い〜」を通して、多くの方が「クラフトビール」と「ラーメン」をもっと好きになっていただけるきっかけになれたらとても嬉しいです!乾杯


株式会社Beer the FirstのInstagramで経過報告します!
フォロー待ちしております!

株式会社Beer the First オフィシャルサイトはこちら


いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集