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うすのろ日記

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うすのろな毎日を綴った日記。ほぼ毎日更新しています。立ち食い蕎麦を食べるようにいつも通り、普通に平凡に日々生きていきたい気持ちの日記。
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#今の気分

したたかさの因数分解

したたかさの因数分解

2024.4.15(月) factorization

スッキリしない朝である。
モヤっとした空気と、モヤっとした気温と、モヤっとした私の体調。
モヤっと3連発に加えて、朝9時から来るはずだった消防点検の点検員が大幅に遅れて9時50分にやってきた。
これでモヤっとがひとつ増えてモヤっと4連発だ。
「遅れてすいません」の一言もない。
「あまりに遅いから、私が時間間違えているのかと思いました」と、

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みわたせば 柳桜をこきまぜて 都ぞ春の錦なりける

みわたせば 柳桜をこきまぜて 都ぞ春の錦なりける

2024.4.10(水) the height of spring

朝から夫の機嫌が悪い。
原因はわからない。
人間は不機嫌になる原因として、第三者が関与している場合と、自分自身の不甲斐なさで不機嫌になる場合とのふた通りある。
第三者が関与している場合は原因がはっきりしているのだが、厄介なのは、そんな相手はいなくて自分の中に原因があった場合だ。
例えば、椅子の角などで足の小指をぶつけて、ものすご

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よるべないというか、たよりないというか、

よるべないというか、たよりないというか、

2024.4.1 (月曜日) It's April

4時半に猫に起こされてから、二度寝できずに本を読んでいた。
そのおかげでずっと滞っていた本をやっと読み終えることができた。
ふと気がつくといつの間にか6時を回っていて、カーテンからは太陽の光が透けて見えていた。
暑い夜だった...などと言えばまるで夏のような日記になるが、夜中に何度か毛布を蹴飛ばして足を丸出しにして寝ていたような気がする。
大多

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それは、冬と春のせめぎ合いの如し

それは、冬と春のせめぎ合いの如し

2024.3.20 (水曜日)  blow great guns 

風の音で目が醒める。
まだ午前4時を回ったところだ。
網戸をガタガタと震わせて吹く風は、南西から吹く風のようだ。
はたと気がつく。南西のベランダには植木が置いてある。
倒れたら大変と思って、のっそり起き上がって強風吹き荒れるベランダに出て、植木を4鉢避難させる。
カーテンがパタパタと音を立ててはためいている。
まだ夜明前なのだが

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私は単純で憎めない馬鹿である

私は単純で憎めない馬鹿である

2024.3.19 (火曜日) hangover

案の定、二日酔いである。
昨夜は、仲間内でかなり飲んだ(らしい)
お酒を飲まない人は一生経験することのない二日酔いという事象。
どういう感じになるかというのは、言葉では説明できないし、できたとしても聞きたくもないだろうから説明はしないが、朝、目覚めた時から「あぁ二日酔いだ」とわかるものである。
嫌なお酒だったのなら二日酔いを恨みもするが、楽しいお

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猫と、美味しくないお菓子

猫と、美味しくないお菓子

2024.3.13 (水曜日) Unfortunately

いつものように、目が覚めたばかりのベッドの中から
「アレクサ、目覚めの音楽をかけて」と、呼びかける。
流れてきたのは少し切ない卒業ソング、2曲目も3曲目も切ない卒業ソングのオンパレード。
ちょびっと涙が出る。
今日の私は過度にロマンチックだ。
武田鉄矢さんの『贈るる言葉』でも流してくれたら笑えるのにと思うが、一向に『贈る言葉』はかからな

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3月9日という涙

3月9日という涙

2024.3.9(土曜日) the 9th of March

薄ら寒い朝である。
単なる寒いではなく、裏すらと付くのは、曇っているせいであろう。
灰色のフィルムを街全体にかけたような風貌になっている。

朝ごはんに、初めて行ったパン屋で買った葡萄パンを食べた。
これがすごぶる旨い。
夫婦で「美味しい、美味しい」を連発しながら食べる。
たとえ葡萄パンであっても、ただの食パンであっても、この年になっ

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ある日、3月になっていた

ある日、3月になっていた

2024.3.3 (日曜日) March

ひな祭りである。
まったく我が家には関係のない習わしである。
女の子がいない。というか、子供自体いない。
それゆえ端午の節句もまったく関係ない。
私の両親は、そういう日本的な習わしのようなものをあまり好んでするタイプではなかったので、私自身も子供の頃に雛人形を飾ってもらったという記憶はない。
よその子はちゃんと飾ってもらっていたのだろうか…?
そんなこと

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しょぼしょぼと ふる雨の中 夢が舞う

しょぼしょぼと ふる雨の中 夢が舞う

2024.2.29 (木曜日) end of month

しょぼぶる雨が降っている。
正確には「そぼふる雨」なのだが、なんだかしょぼしょぼとした雨なので、
しょぼふる雨とした。
私の思い込みからくる造語である。雨にとっては迷惑な話であろう。
そういう、しょぼふる雨がずっと断続的に降っている。

お隣のMさんが突然ピンポ〜ンとやってきて、金柑をくれた。
「スーパーでたくさん買ったけど食べきれないか

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あぁ、お天気雨が待ち遠しい

あぁ、お天気雨が待ち遠しい

2024.2.26 (月曜日) Sun shower

ふと外を見ると、お天気雨が降っていた。
光の中にキラキラとした砂のような雨だった。
私はお天気雨が好きだ。心がウキウキしてくる。
そんな時、思い出すのが吉田日出子さんが歌った『お天気雨』という歌。
『もっと泣いてよフラッパー』のお芝居の中で歌っていた。
何度となく真似をしてやってみたけど吉田日出子さんのようにはいかない。
あれから何年経ったの

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パン と イデオロギー

パン と イデオロギー

2024.2.20 (火曜日) Ideologie

網戸に名前も知らない小さな虫がとまっていた。
やっぱり春が来たんだろうか。
その小さな虫は、ふっと息を吹きかけるとヘラヘラっと頼りなげに飛んで行った。
まだ出来立てのほやほやの虫かもしれないな。

出来立てのほやほやといえば、近所にまた小洒落たパン屋ができて、毎日大層な行列ができていたので敬遠していたが、今日の昼前その前を通ったら不思議と行列は

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ある日、肌触りの悪い春になっていた。

ある日、肌触りの悪い春になっていた。

2024.2.18 (日曜日) This is quite sudden, but…

日曜日だというのに、朝4時から起きている。
まぁ猫に起こされたわけだが、うちの猫がまたハゲを作っている。
今まで何度となくいろんな箇所にハゲを作ってきたが、今度は右足の付け根の内側に500円ほどの大きさのハゲができている。
原因は舐めすぎである。猫は自分の体を自分で舐めてグルーミングするのだが、ひと所を舐めすぎ

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ゆでたまごクライシス

ゆでたまごクライシス

2024.2.16 (金曜日) Boiled egg

ゆで卵がキツい。
先日、知り合いの栄養士に「最近体調がイマイチなんだけど、私、何食べたらいいかしら?」と相談した。
そしたら、私の1日のメニューを見て「これはゆで卵だわね」と言う。
ゆで卵はメニューには入っていない。
「ゆで卵?」
「そう、朝ごはんにゆで卵を食べなさい」と言う。
「ゆで卵、朝から作るのめんどくさいよ」
「スーパーにゆで卵売って

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どうでもいいことを あぁつらつらと。

どうでもいいことを あぁつらつらと。

2024.2.12 (月曜日) Whatever

2月は、日数が少ないのに3連休が2回もやってくる不思議な月だ。
その1回目の3連休の最後の日にやっと申し分ないお天気になった。
ぼんやり窓から外の様子を眺めていると、夫が「最近運動不足で体が硬い」
とか言いながらやってきたので、私がいつもやっているタニタ体操を教えてやった。
YouTubeを見ながら一緒にやったのだが、途中で「ハァハァ、フゥフゥ」

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