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私は単純で憎めない馬鹿である
2024.3.19 (火曜日) hangover
案の定、二日酔いである。
昨夜は、仲間内でかなり飲んだ(らしい)
お酒を飲まない人は一生経験することのない二日酔いという事象。
どういう感じになるかというのは、言葉では説明できないし、できたとしても聞きたくもないだろうから説明はしないが、朝、目覚めた時から「あぁ二日酔いだ」とわかるものである。
嫌なお酒だったのなら二日酔いを恨みもするが、楽しいお酒だった時は二日酔いも名誉の負傷となるであろうと勝手に思っている。
一瞬、ほんの一瞬だが「もうお酒やめよう」と思うが、一瞬の一瞬だからそれもすぐに覆る。
「あぁ、ダイエットしなきゃ」という言葉と同じように、我が人生においてもう何百回となくその一瞬の一瞬を経験してきている。
本当に酒飲みというのは単純で憎めない馬鹿である。
それにしても、今日は先週までとは打って変わって寒い。
北風がすこぶる強い。
手袋を持ってこなかったので、ジャケットのポケットに両手を突っ込んで歩いていてバランスを崩して転けそうになる。
この季節特有のことなのかはわからないが、道端に手袋が片方だけ落ちていることがある。今日は3つ見かけた。
それを見る度に、私は冷たい手をポケットの中で丸めながら「あぁ、手袋欲しい」と思うのだった。
早朝のカフェでちょっとした打ち合わせがあり「奢りますよ、好きなもの頼んでください」という相手の方の申し出に、コーヒーだけにしとけばいいのに「フルーツタルト下さい」と思わず口走ってしまって、あぁ、私二日酔いだったんだわと猛反省した。
それでも奢ってもらったからには、食べ切らないとと思い頑張って食べた。
お昼過ぎには、二日酔いも峠を越え、今ならあのフルーツタルト美味しく食べれるだろうなと思った。
帰り、通りで近くの小学校の卒業式に出くわす。
そういえば、昨日もこの辺りで卒業式に出くわした。
デジャヴかと思うくらい同じ光景だ。
制服きちんと着た子供たちが胸に花の飾りをつけて、ご家族の方達と卒業証書を大事そうに抱え、校門から出てくるところだった。
小学生の制服って、男子は半ズボンだし、女子はミニスカート。
寒くないのだろうかと心配になる。
そういえば、私が小学校を卒業した時の写真も制服はミニスカートだった。
変わらないことがいいのか、変わるべきなのか、よくわからないが、
ニコニコと笑っていたのは子供達ではなくお父さん、お母さんの方だった。
お父さん、お母さん方はとびっきりのお洒落をされていた。
そして高級外車に乗って帰って行かれる。ふぅ〜んと思う。
あぁ春だなとも思う。
帰宅してから、友人宛に手紙を書く。
「春だね、いかがお過ごし?」という書き出しで。
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