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うすのろ日記

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うすのろな毎日を綴った日記。ほぼ毎日更新しています。立ち食い蕎麦を食べるようにいつも通り、普通に平凡に日々生きていきたい気持ちの日記。
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2022年11月の記事一覧

私は過度にセンチメンタル

私は過度にセンチメンタル

2022.11.29(火曜日)  sentimental

朝からしとしと雨。
その方面に関しては動物の方が鋭い感覚を持っているのかもしれないが、人間の感覚もかなりのものだなと今朝思った。
夜明け前、閉じられたカーテンの向こうからは何の音もなく光もないのに「あぁ、雨が降っているんだな」とわかってしまう。微妙に漂う湿気のせいか気圧のせいかわからないが確かにピンとくるものがある。
カーテンを開けて外を

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祭りの中は不謹慎な安心で包まれている

祭りの中は不謹慎な安心で包まれている

2022.11.24(木曜日) stay up all night

さて、騒ぎ疲れた朝は晴れていた。
昔からそうだった。夜遊びした次の日はどういうわけかこれみよがしに晴れていた。

夜遅くまで飲んだり喰ったりしてたので胃がもたれていて食欲がない。
朝ごはんはお粥を作って食べた。
夫は一睡もできなかったらしい。
それほど昨夜の日本戦はおもしろい試合だった。
昨日行われた4試合の中で日本戦が一番面白

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時間は流れて、饒舌さは増すばかり

時間は流れて、饒舌さは増すばかり

2022.11.21(月曜日)  Knocking on midnight's door

リビングで寝る。
いや、寝てない。

日本時間の昨夜遅くから始まったW杯を見ていた。
開会式はお金持ちの国だからもっと派手かと思ったが、けっこう地味。
その後のカタールvsエクアドルは、あらららっ…。
カタールが負けたことよりエクアドルが100%アウェイの中でで頑張ったことを褒めよう。
私が夜中に起きている

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いつもと変わるところのない日常の中の、ちょっとした情熱

いつもと変わるところのない日常の中の、ちょっとした情熱

2022.11.18(金曜日)  miscellaneous

大阪の太陽はまだまだ元気だ。
見上げると、空は青く眩しさで目を閉じる。
空の様子は昨日も一昨日もあまり変わり映えしないが、時だけは経つのが早いと思っている。
夫が出勤するときに「時が経つのが早く感じるわ」と何気なく言うと、「それだけ歳をとったってことだね」と言っていた。
確かにそう。
若い時の1日は長かった。1ヶ月なんて予想もできなか

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何か人生のあれやこれやの顛末

何か人生のあれやこれやの顛末

2022.11.16(水曜日)  whole circumstances

暑いのか寒いのかわからない朝を迎える。
冬用のパジャマを着て寝ると暑くて、Tシャツで寝ると寒い。
要するにちょうどいいパジャマを持ってないってことだ。

夫が早朝からゴルフに行った。
今回はいつものメンバーではなくてちょっと変わっている。
私の友人夫婦と行った。
先日、友人からLINEが来て『あんたさぁ、ゴルフやる人だっけ

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似合わない服を着て、心変わり適齢期

似合わない服を着て、心変わり適齢期

2022.11.15(火曜日)  malfuntion

出かけようにも出かけられない、のだけど。

何を着ても似合わないという日がある。
今日がその日。
出かけるのに取っ替え引っ替えクローゼットから出して着てみるが、何を着ても私の欠点をさらけ出すものばかりだ。昨日までご機嫌で着ていたブラウスまでもが『あんたには似合わないよ』と言わんばかりに鏡の向こうからこちらを睨んでいる。
一晩で体型が変わるは

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ごきげんよう、遠くの町の髪切り屋さん

ごきげんよう、遠くの町の髪切り屋さん

2022.11.12(土曜日) hair salon

朝5時のこと。
リビングでベリベリ、ベリベリ...という強力ガムテープをロールから剥がす音が何度も聞こえる。耳をすまして注意深く聞いていると、ロールから剥がしてどこかに貼ってまた剥がして貼るという行為を繰り返しているようだった。猫がそんなことをするはずがなく、やってるのは夫だとわかっているけど一体こんな朝早くから何をやっているのだろうと思う。

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月は東に、心は西に。

月は東に、心は西に。

2022.11.9(水曜日)  ironies

昨夜はどうやって寝たのかさえわからないくらい酔っ払っていた。
赤ワイン1本平らげたようだ。それにハイボールも?
今朝起床して心配だったのは、昨夜寝る前に歯磨きしたかしら?ということだった。思い出そうと記憶を辿るが思い出せず、夫に恐る恐る「私、昨夜寝る前に歯磨きしてた?」と聞いたら「してたよ」という返事だったのでほっとした。歯磨きしながら猫を撫でて嫌

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虚無感が音もなく通りすぎる

虚無感が音もなく通りすぎる

2022.11.4(金曜日)  loquacious

よく喋る男に会った。
1時間ほどずっと喋りっぱなしだった。まるで喋るのをやめると死んでしまう新種の生き物かなにかのように喋り続けていた。
疲れた。
その男の言葉の98%は私の耳の右から左に足跡も残さず去っていき、1時間後に唯一残った言葉は「僕の話、聞いてますか?」だった。
私は聞いてなかったけど「はい、聞いてます」と嘘をついた。

お喋りの男

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