いつもと変わるところのない日常の中の、ちょっとした情熱
2022.11.18(金曜日) miscellaneous
大阪の太陽はまだまだ元気だ。
見上げると、空は青く眩しさで目を閉じる。
空の様子は昨日も一昨日もあまり変わり映えしないが、時だけは経つのが早いと思っている。
夫が出勤するときに「時が経つのが早く感じるわ」と何気なく言うと、「それだけ歳をとったってことだね」と言っていた。
確かにそう。
若い時の1日は長かった。1ヶ月なんて予想もできなかった。1年は永遠に続くような気がしていた。若いときは自分の未来が永遠に続くような錯覚があってそれが時間の長さを決めていたのだろう。でも歳を重ねるごとに時間の予測ができるようになってきた。1年なんてあっという間に過ぎていく。それは今まで生きていた年月よりこれからの年月の方が短いということを察知しているのだろうな。憂いはない。ただ漠然とそう思うだけだ。
*
それはそうと、もうすぐサッカーワールドカップが始まる。
それでいささかソワソワドキドキしている。
現地に取材に行っている友人から出場国のデーターを教えてもらってあれやこれやの情報収集に余念がない。私はこう見えて(どう見えてる?)サッカーがスポーツの中で一番好きで、ワールドカップはオリンピックより私の中では盛り上がる。もちろん日本チームを応援しているが、基本的には美しいプレーの中に自己主張がちゃんとある南米サッカーが好きだ。今回現地に行けないのは残念だけど、全試合テレビ観戦するつもりでいる。
(もちろんその応援するチームのユニフォームを着て、片手にビールで)
夢のような1ヶ月の始まりだ。
あまり個人的趣味ばかりを書いているとなんなので名残惜しいがサッカーの話はここら辺にしておく。
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午後、スーパーに行った。
スーパーのレジで私の前に並んでいる女性のスタイルがすごかった。
シャネルの靴にプラダのバック、ディオールの帽子に袖口からはロレックス。
『すごいなぁ〜』と思いながら見つめる。
すべて表側に大きなロゴマークがある。
『すごいなぁ〜』としか言いようがない。
買ってるものは、ネギとか豆腐とかラーメンで普通のものだった。
この際だからブランド牛のステーキ肉とかメロンとか買ってて欲しかった。
そしたらもういっかい『すごいなぁ〜』って思ったと思う。
彼女はママチャリに乗って颯爽と帰って行った。
やっぱりベンツかフェラーリに乗り込んで欲しかった。
私はとことこ歩いて帰る。