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【読書記44】V字回復の経営

こんにちは。こんばんは。人材紹介会社3年目のFumiyaです!

本日はこちら。
会社の先輩方の大半が読まれていた、三枝さんの3部作。

非常に読みやすかったです。

V字回復の経営


【著者】

三枝匡氏

1944年生まれ。実業家・事業再生専門家。

ボストン・コンサルティング・グループの国内採用第1号のコンサルタント。1975年経営学修士(MBA)を取得。

一橋大学大学院経営管理研究科客員教授、内閣府参与等も務め、現ミスミグループ本社名誉会長。

【概要】

東証一部、売上高3200億円の太陽産業。
この業界が花形だった頃にはかなり知名度が高かったが、元気を失し成長は鈍化している。


その中にあるアスター事業部は太陽産業の中でも赤字続きで、これまで幾度となく革命を起こそうとしてきたが一向に変わることはなかった。


そんな中、香川社長は東亜テック(関係会社)で社長を務めていた黒岩に目をつけ、アスター事業部の再建を依頼する。


「2年間で黒字化しなかったら事業撤退」という覚悟のもと、黒岩の「本当の革命」が始まる。

そんなアスター事業部の推移を見ながら、経営・立て直しに必要な要素を小説調で解いていく。

【所感】

経営の内容になるので話自体は難しいと感じるかもしれないが、小説のような切り口で記されているので非常に読みやすかった。

アスター事業部の再建を途中から応援し、最後には感動している自分がいた。


言葉を選ばずに記載をすると、腐った会社を立て直すのには相当なエネルギーがいる。

どんな困難にも動じず信念を貫いて改革を推し進める黒岩さんのパワフルさ・意志の強さに感銘を受けた。

経営・人事目線でも非常に学びになる、導入としても読みやすい一冊。

[ビフォー]
・会社の経営に必要な要素から、人事目線に落とし込んで求める人材の要素を洗い出す
・会社を成長に導くために一個人としてできる行動を学ぶ
・経営視点の視座を高める

[気付き]
・革命においてまず行うのは「燃えるリーダー集団」を形成すること
・組織エネルギーを発揮するには、仕事の上で「目的」と「意味」を明確にする必要がある
組織改革には「価値」「時間」「情報」「戦略」「マインド」という5つの連鎖が必要

[to do]
・とにかく準備の徹底
→革命にとどまらず行動・戦略の成功要因はその殆どが準備の綿密さからくるため
・常に「目的」「意味」を明確にする
→アスター事業部の再建に直結したのは社員のやる気。そのやる気を引き起こしたのは明確な事業方針があったから。

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