やるべきことをやらないときこそ思い出して
やらなきゃいけないとわかっていることがあって、でもなかなか腰が上がらず、ただ時間だけが過ぎていきなんでやらないんだろうと自己嫌悪に陥る、なんて誰もが経験したことがあると思います。
最近そんな思いをしたことは?
やろうと思っていてなかなか手をつけないことは誰もがいくつかは必ず持っているのではないでしょうか。
やらなきゃ、といわないまでも、いつかやろう、と思っているけど、いつかがそのまま数年経ち・・・・・・も、けっこうありますよね。
私もTo-Do List を作ってやることをリストアップするメモなどを見ていても、日々残っていくものってあるなあと感じます。
今日やらないから、翌日も残り、そのまま1週間。
そしてまた1週間。
要するに「やりたくないんだよね」とすぐわかるものもあれば、やったほうが絶対いいのに、なぜか手をつけないものもあります。
なぜかやらないものも、よくよく考えれば理由はあるのです。
結局これがセルフサボタージュ。
自分についてサボっているのです。
理由は何かというと、自分を大事にするという基本を忘れてしまっていること。
自分への評価が低いこと(意識していないかもしれないけど)。
自分を本当に大事にできるなら、本当にやるべきことは自分にいいことだからと手を出すようになるんだけれど自分を大事にするのをサボると、自分にいいことをやらなくなってしまう。
直接すぐ良いことではなくても、何かをやることで自分が幸せになるとか、欲しいものを手に入れるとか、そのための行動なども、サボってしまう。
そんな風に自分をサボるとき、どうすればそのパターンから抜け出せるのでしょうか。
必ずしも一筋縄でいかないのが、このセルフサボタージュの少々面倒なところ。
だって、セルフサボタージュだと自覚していない場合が多く、自分を大事にしていない、ということも気付かないので意識できていないことは、変えていきようがないのです。
だから、こういうときに「自分は怠け者」というレッテルを貼ってみたり、自己嫌悪に陥ったりして、悪循環を招くのです。
自分は怠け者なんて言い出せば、やるべきことをやらないパーフェクトな理由を見つけたというばかりにさらにやらなくなり。
自己嫌悪に陥れば、気分が悪いからやる気もどんどんうせていきます。
こうしてさらにセルフサボタージュスパイラルにはまっていきます。
スパイラルから抜け出すためにも、やらない自分に対して、もっと大らかさというか、それもOKという姿勢が必要です。
今はやらないけど、それでもいいんだよ、やれるようになるために、今は力を蓄えておこう、くらいの気持ち。
やるべきことをやっていない自分に対して厳しく批判しそうになってしまいそうですが、こういうときこそ、自分に対して感謝したり、許したり、優しくしたり、が必要です。
矛盾しているように思えるかもしれないけれど批判しても厳しくしても、やらないときは、やる自分にはなりません。
やるべきことを本当にやる、というのは自分に対してちゃんと評価ができる、自分を大事にできる、自分を好き、という状態でいるからこそ。
となると、自分を大事にする行動や言葉を使うのがベスト。
許したら甘えていってしまいそう、と思うなら甘えるために許すのではないと考えてください。
やらないことを許すのではなく、今やらない選択をしている自分を否定しないで、まず受け止める。
その上で、やるべきことをやる自分になる、自分を大事にできる自分になるために行動を起こす、というステップだと思い直して。
つまるところ、自分への愛かな。
自分に優しくなること。
自分を大事にすること。
感謝すること。
許すこと。
自己批判したり、自己嫌悪したりしている自分に気づいたら、自分への愛を思い出してください。