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誠実でいたいから誠実でいる

誠実でいることは、あなたにとってどれくらい大事ですか?

誠実でいる、というのはひとつの価値観なので人によっては、すごく大事ですし、また人によっては大切だけど普段からよく考えることではない、ということもあるでしょう。

誠実は、英語にするとsincere、honest、truthful、思ったままを言う、心からの、本心、正直、真の、というような意味です。

常に正直であることがいい、と言っているのではなくて、人に対しての姿勢や態度のお話であり、日々を生きる姿勢、決してあきらめない姿勢、ものごとに対する姿勢等です。

この姿勢というか、気持ちが物事を大きく左右することってないでしょうか?

例えば、誰だって裏表のある態度や、人によって態度を変える人よりは、誰に対しても、とくに態度を変えない人のほうが信頼できますよね。

なら、自分がそういう態度をしているかどうか振り返ってみると良いのです。

自分の気持ちは、意識していなくても、自然と言葉や態度に表れてくるものです。

見え方が違ってくれば、そこから何を学び吸収できるかにも違いが出てきます。

立ち止まりやめてしまえば、そこで可能性はなくなってしまうけど、どんなことでも続けていれば、少しの変化やきっかけは必ず出てくるはず。

普段からどんな言葉を使って、どんな態度をしているかを振り返ってみて、逆に、気持ちを変えるために、意識して言葉や態度を変えてみる。

また、全く同じものを見ても、その人の考え方によって見え方は違ってくるから、どんなことからも学び吸収していくという考え方を身につけていく。

結果がなかなか出ないときにも、前向きに気持ちを持ち続けたいもの。

だけど、人間だから自分の状態によっては、常に、誠心誠意でないときもあるかもしれませんが、できうる限り、誠実を心がけてみましょう。

すると、不思議と周りも同じようになってきます。

人は自分の鏡。

「鏡に映る自分を見つめないといけない。自分の中に長所と短所があって、長所をいかすかどうかは自分次第だ。」リュック・ベッソン(映画監督)

「あなたの環境は、あなたの心を映す万華鏡です。」ジェームズ・アレン(思想家)

「心に密かに抱いた考えは現実となる。あなたの周囲の状況は心の鏡にすぎない。」ジェームズ・アレン(思想家)

確かに、どこが長所かが分かっていなければ、どこを伸ばせばいいかも分からないの事実であり、自分がこうしたいと考えていることと、心の中で「でも、本当は・・・・・・」と感じていることに違いはないでしょうか?

そう、自分の力ではどうにもならないことに焦点を当てるのではなく、自分次第で変わることに焦点を当てて、望む環境を創りだしていけたら良いですよね。

そのためにも、自分の長所と短所がどこなのかを、客観的に考えてみて、伸ばせる可能性のある所に集中して、さらに成長していく自分をイメージしてみて下さい。

いま自分がいる環境は、自らが導いたものだと考えてみることができれば、なお、良いと思います。

誰にも話していない、自分の本音でどう感じているのかを考えて、そして、願望と本音が一致するようにしてみることがポイントだと考えます。

ただ、そう考えたいけど、私は誠実なのに、周りは全然誠実じゃない、と思うときは、もしかしたら、人に過大な期待や見返りを期待しているからかもしれませんよ。

人に見返りを期待しないというか、誠実でいることは自分がそうしたいからするのであって、ときにそうでない扱いを受けたとしても、自分が誠実でいる、ということを変えないことも大事。

周りが誠実でない!なんて思い始めると、どんどんそう見えてきます。

懐疑的になるし、人を信じることもできなくなってきます。

だから、人は基本的に良い人たち、たまにいやな態度をすることもあるけれど、本当はいい人たちのはず、と思ってみてはいかが。

人間なら、たまたま機嫌の悪いときもあります。

自分を振り返ってみても、アップダウンはあります。

もし誠実でない人に出くわしたら、この人もきっと大変な目にあったに違いない、それでちょっとひねくれちゃったのかも、くらいに思って見過ごしてみること。

もしそれでも誠実じゃない人が周りにいるなら友達や周りにいる人たちを選びなおすときです。

こちらが誠実でいるのですから、周りにもそうあって欲しいと思うのは当然。

誠実な人を選ぶよう、心がけてみるとまた違ってきます。

また、人とのつながりやふれあいは、そうした誠実さのところにうまれるし、だから感謝もできるし、喜ばしくもあると私は思います。

だまそうと思っていたら、いつもだますかだまされるかになるし、利用しようと思っていたら、いずれはこちらも利用されることになるでしょう。

利用されるのは、気持ちの良いことじゃないので、もし誰かに利用されそうになったら、自然と守りの姿勢に入って、心も通わなくなってしまいます。

お互いに助け合う、という言葉使いをするのと使えるところは利用して、というのとでは誠実さの意味から全然違ってきませんか?

自分ひとりでなんとかならないときは、素直にちょっと知恵を貸して、教えて、助けてください、誠実にといえばすむもの。

ありがたく拝借して、感謝すればいいのです。

なのに、あれこれ理由をつけたり、なんとかこちらに知恵を貸してくれるよういろいろと策を練ったりするのは、その分のエネルギーが勿体ない。

どうすれば自分がもっともらしく聞こえるか、とか、どうすれば角が立てずにといろいろ考えるより、困っていることや、感じていることを誠実に伝えても良いときが必ずあります。

とくに、誠実、正直、素直でいることが自分にとって大切なら普段自分がどれだけそれを実際に大事にしているか、チェックしてみましょう。

そして、大事なのは、自分に対しても同じように誠実でいること。

周りへだけでなく、自分にも誠実でいることでバランスが取れます。

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