【スケッチ】~心の四季~
(Usadadanukiさん撮影)
春を愛するひとは~♪なんて歌もありますが。
鮫島輝明さんは、春夏秋冬をこんなふうに表現しています(^^)
人に接する時は、暖かい春の心。
仕事をする時は、燃える夏の心。
考える時は、澄んだ秋の心。
自分に向かう時は、厳しい冬の心。
そう言えば、アービン・ベーリンも言ってましたね。
「The song is ended but the melody lingers on. (歌は終わった。だけどメロディーは心に響き続ける。)」
人との会話。
別れた後。
心に残るのは、話したことの内容よりも、心が通じ合っていたという実感とか、同じ空気を共有していたよなぁ、とか。
そんな、姿かたちのあいまいなものだったりするのかなぁ~なんて思います(^^)
みなさんは、どんな風に感じますか?
春・夏・秋・冬と順番に唱えると。
様々な局面毎に、人として心がけるべき姿勢をリマインドしてくれますよね。
多くの人の心に残る必要はないけど、大切な人の心には残りたいものです。
歌でも、言葉でも、何でも。
誰かの心に響いたのなら。
一人でも、そう思ってもらえたのなら、嬉しいよね(^^)
暖かい心。
暖かい心、で。
接していきたい。
そのためにも、感受性に敏感になろう♪
四季(二十四節気七十二候)に敏感になろう♪
【参考記事】
七十二候と旬のおはなし
これから、自分の心理状態をチェックするときには、日本の「四季」を思い出してみるのもいいかも。
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そうそう、大貫妙子さんの「四季」も素敵な曲なので、参考になると思います♪
日本の文化を強く意識して書かれた曲で、四季折々の美しい自然の風景について歌われています。
演奏は西洋楽器を使いながらも、メロディ・ラインやサウンドはどこか日本古来の豊かな響きが感じられるナンバー。
大貫妙子「四季」
日本的な情緒を描いているけど、フォーク・演歌的にべたついていません。
詞は、四季に紐付いた思い出を巡りながらも、あくまで淡々と情景を描写し、メロもストイックなまでに同じフレーズを淡々と繰り返します。
夏から冬へ。
四季の移ろいを淡色で描く部分は見事。
夏の海の青。
秋の山の赤。
冬の白。
日本の風景を限りなく短い言葉で的確に攫っています。
そして、春。
一気に、ここで今までためこんだ情感が一気に溢れ出します。
和テイストの侘びと寂びの世界が渋い曲ですね♪
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この歌は「UTAU」というアルバムに収められています。
同じアルバムの中に収められている坂本龍一さんのピアノソロで大貫妙子さんが歌う「夏色の服」からは、なんとも切なく静でありながら情熱的な想い。
大貫妙子「夏色の服」
ただ、「四季」も「夏色の服」も元アレンジの方が良い感じで好きかな(^^)
このような気持ちで誰かを想う。
太陽の光に照らされた水平線。
ジャン=ポール・ベルモンドとアンナ・カリーナの囁き声。
アルチュール・ランボーの詩。
「気狂いピエロ」のラストカットです。
「Elle est retrouvée.
Quoi ? L'éternité.
C'est la mer allée
Avec le soleil.」
「みつかった
何が?
永遠が
海が
太陽にとけこむ」(柴田駿訳)
内容は、ほとんど理解できなかったけど、最後に、この詩が読まれたとき、美しい映画だと感じた記憶だけが残っています。