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ChatGPT4使い倒し術_マーケティングに使って、「凄い」成果を上げる方法


ビジネスの世界では、マーケットリサーチが常識です。

市場に出向きユーザーに直接意見を聞いたり、アンケート調査をし、戦略を立てていますが、現実は思い通りの成果が上がらなかったという話をよく聞きます。

その理由は、アンケートやインタビューでは、顧客は本当のことを語らないからです。もっと言えば、顧客自身も自分の欲求を言語化できないからです。

今日、皆さんのお話するのは、AIを使った真のニーズの掘り起こし方です。

それは、AIを使って市場の分析をさせて、それを検証するために現場に足を運んで顧客の行動を観察しながら顧客の「言語化されないニーズ」を掘り起こす作業です。

1.AIで、現状分析と仮説と課題を考える

(某ファストフード ハンバーガー店の事例)
ある担当者から以下のような報告がありました。

【メンバーの報告】
最近、健康志向が高まり某ファストフード店は市場調査を行った結果、「もっと健康的なメニューを増やして欲しいとの回答があった。 ・アンケート結果に従い、先月、サイドメニューにサラダとフルーツを加えたが全く売れなかった ・顧客のニーズを調査した結果の商品開発であったが、結果は真逆。今後の戦略を再検討中。

この報告をAIに入力すると以下のようなアウトプットが生成されました。

【自動生成されたAIフィードバック手帳の分析】

1.What(現状分析)
顧客の正面 : 健康志向を背景に、サラダやフルーツの提供を開始した。
顧客の真横 : 顧客は、健康的なメニューへの関心があった。
顧客の後方 : 顧客は健康的なメニューを求めているが、購入しなかった。
ギャップ: 市場の健康志向と某ファストフード店のブランドイメージのギャップ。

2.Why(仮説設定)
・顧客は健康メニューに価値を見出しているが、選択には至らない。
・顧客は既存の某ファストフード店のイメージに合致する商品を好む傾向がある。
・新メニューへの興味を高める必要がある。

3.Why(課題設定)
 ・健康メニューの認知不足
 ・某ファストフード店の顧客と、健康志向の顧客との経済行動との乖離
 ・新メニューへの関心喚起の必要性

4.How(戦術)
 ・広告キャンペーンを通じた健康メニューの積極的な宣伝
 ・インフルエンサーとのコラボレーションによるイメージ変革
 ・顧客参加型のイベントやキャンペーンで、新メニューへの関心を喚起

5.考察
健康志向の高まりに応え、新サイドメニューを導入したが売れなかった。
・顧客のニーズと実際の購買行動の間にギャップが存在した。
・ブランドイメージを活かした健康志向の市場ニーズに応える戦略。

2.深掘り質問1

【深掘り質問1】
Why(仮説設定)を踏まえ、某ファストフード店の失敗の原因は何か?

【AIの分析1】
1.確証バイアス(既存イメージ優先)

 ・調査結果に囚われれて商品開発した。
2.プロスペクト理論(損失回避重視)
 ・損得感覚に基づいた選択をした。
3.ザイオンス効果(頻繁接触効果)
 ・健康志向のニーズを示す風潮に囚われてしまった。

これらの仮説を踏まえると、某ファストフード店の新メニュー導入における戦略失敗の主要原因は「確証バイアス」にあると考えられます。顧客が某ファストフード店に対して持つ従来のファーストフードのイメージが、健康的なメニュー選択がそぐわず、新商品が受け入れられなかった可能性が高い。

深掘り質問2

【深掘り質問2】
健康志向の顧客は、ファストフード店に行くとニーズが変わるのであれば、ファストフードには健康志向商品は不向きということですか?

【AI分析2】
・顧客が日常生活で健康志向を持っていても、ファストフード店を訪れる際には、「手軽さ」「速さ」「味」など、ファストフード特有の価値を求める。このような状況では、健康志向とは異なる選択をするかもしれない。

・問題は、健康志向商品をどのように顧客に訴求し、既存のブランドイメージとどのように調和させるかにある。

・伝統的なファストフードチェーンの場合、健康志向メニューを導入する際には、そのメニューが既存のイメージとどのように統合され、顧客の期待にどのように応えるかが重要。

深掘り質問3

【深掘り質問3】
ファストフードビジネスで、健康志向戦略を成功させるための戦略を教えて

【AI分析】
ターゲット顧客を特定する
:
例えば、忙しいプロフェッショナルや健康を意識する若年層など、特定のニーズを持つ顧客グループに焦点を当てる。

メニューの革新:
例えば、野菜や全粒粉を使用したバンズ、植物ベースのパティ、低カロリーのドレッシングなどを採用します。

価値提案の明確化:
健康志向メニューが持つ具体的な利点(例:「高タンパク質」「低カロリー」「無添加」など)を顧客に明確に伝えます。栄養情報を分かりやすく表示する。

マーケティングとブランディング:
健康とウェルネスを重視するライフスタイルを促進するキャンペーンを展開します。

顧客体験の向上:
メニューのカスタマイズオプションを提供し、顧客が自分のニーズに合わせて選択できるようにします。

フィードバックの活用:
顧客のフィードバックで、メニューの改善や新メニューの開発に活用する。

パートナーシップの構築:
健康食品ブランドやフィットネス業界とのコラボレーション。

4.戦略の見直し

私が注目したのは、深掘り質問2の以下の点です。この指摘はかなり的確ではないでしょうか?

自分自身に当てはめると、ファストフード店にいく目的は商品を「選ぶ手間がなく」、「味と価格も保証」され、「短時間に食事」を済ますことです。

その時は、ヘルシーなんてことはあまり考えません。

顧客が日常生活で健康志向を持っていても、ファストフード店を訪れる際には、「手軽さ」「速さ」「味」など、ファストフード特有の価値を求める。このような状況では、健康志向とは異なる選択をするかもしれない。

しかしニーズとしては、健康志向のメニューは確実にあります。それを織り込んで戦略を考えると、以下の3つになるはずです。
つまり、従来のハンバーガーの持つヘビーさを持った健康志向メニューということではないでしょうか?

ターゲット顧客を特定する:
例えば、忙しいプロフェッショナルや健康を意識する若年層など、特定のニーズを持つ顧客グループに焦点を当てる。

メニューの革新:
例えば、野菜や全粒粉を使用したバンズ、植物ベースのパティ、低カロリーのドレッシングなどを採用します。

価値提案の明確化:
健康志向メニューが持つ具体的な利点(例:「高タンパク質」「低カロリー」「無添加」など)を顧客に明確に伝えます。栄養情報を分かりやすく表示する。

マーケティングも、AIを上手く使い熟せれば、現場で観察する前の作業(上記の考察)の生産性が格段に上がります。

もし、ご興味がありましたら、以下のGPTsを使ってみてください。
上記のような分析が簡単にできます。


【AIフィードバック手帳】

使い方は、以下の通りで入力してください。(音声でも可です)

1 日程を入れる
2.場所を入れる
3.担当者を入れる
4.報告や考えたことを、思いついたまま入力する




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