ビジネスの世界では、マーケットリサーチが常識です。
市場に出向きユーザーに直接意見を聞いたり、アンケート調査をし、戦略を立てていますが、現実は思い通りの成果が上がらなかったという話をよく聞きます。
その理由は、アンケートやインタビューでは、顧客は本当のことを語らないからです。もっと言えば、顧客自身も自分の欲求を言語化できないからです。
今日、皆さんのお話するのは、AIを使った真のニーズの掘り起こし方です。
それは、AIを使って市場の分析をさせて、それを検証するために現場に足を運んで顧客の行動を観察しながら顧客の「言語化されないニーズ」を掘り起こす作業です。
1.AIで、現状分析と仮説と課題を考える
(某ファストフード ハンバーガー店の事例)
ある担当者から以下のような報告がありました。
この報告をAIに入力すると以下のようなアウトプットが生成されました。
2.深掘り質問1
深掘り質問2
深掘り質問3
4.戦略の見直し
私が注目したのは、深掘り質問2の以下の点です。この指摘はかなり的確ではないでしょうか?
自分自身に当てはめると、ファストフード店にいく目的は商品を「選ぶ手間がなく」、「味と価格も保証」され、「短時間に食事」を済ますことです。
その時は、ヘルシーなんてことはあまり考えません。
しかしニーズとしては、健康志向のメニューは確実にあります。それを織り込んで戦略を考えると、以下の3つになるはずです。
つまり、従来のハンバーガーの持つヘビーさを持った健康志向メニューということではないでしょうか?
マーケティングも、AIを上手く使い熟せれば、現場で観察する前の作業(上記の考察)の生産性が格段に上がります。
もし、ご興味がありましたら、以下のGPTsを使ってみてください。
上記のような分析が簡単にできます。
【AIフィードバック手帳】
使い方は、以下の通りで入力してください。(音声でも可です)
1 日程を入れる
2.場所を入れる
3.担当者を入れる
4.報告や考えたことを、思いついたまま入力する