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【読書感想】チャートで考えればうまくいく(7月課題図書)

どうも、地方公務員のばたやんです!
今回は、月末なので月1冊読了チャレンジ課題図書の感想になります。

🔷7月の課題図書

チャートで考えればうまくいく 一生役立つ「構造化思考」養成講座
著者:安藤芳樹

🔷なぜ本書を課題図書にしたのか

構造化思考についてはかねてから興味があり、個人的にはなんとなくこういう事だろう、という理解でいたので、それをはっきりさせるために本書を選びました。
構造化思考は仕事でも日常でもあらゆるシーンで活用できると感じておりますので、参考にしていただければと思います。

🔷こんな人に読んでほしい

構造化思考を身に着けたい
分かりやすい資料作りをしたい
思考の見えるかを学びたい
思考の整理をする方法を知りたい

🔷本書の感想

〇相手を納得させるコツがわかる

本書の【はじめに】では、「相手にYESと言わせる資料」とはどんなものだろう?という問いかけから始まります。

少し、考えてみましょう。











いかがでしたか?

この問いに対して、私の回答は「メリットもデメリットも含めて納得してもらうための要素が分かる資料」としました。

さて、著者の答えは「真意が伝わる」、このひとことに尽きると言っています。

つまりは、「言いたいことを的確に伝えられているかどうか」が資料の作成のキモで、この「言いたいことを的確に伝える資料」の主役は、写真でも数字でもグラフでもなく言葉だとおっしゃっています。

相手を論理的に納得させるのにもっとも効果的なのは、結局のところ言葉(=文章)なのです。
チャットで考えればうまくいく

続けて、相手のYESを引き出すためには論理で納得させる、相手を納得させる文章は例外なく論理的で、「論理的である」とは、「なにが結論で、それに至る理由は何なのか」といった「論理的な構造」を有しているとおっしゃっています。

論理的な構造を見える化するツールが本書の目玉でもあるチャートなのです。

〇論理的な構造の作り方がわかる

ビジネスにおいては、論理の構造を見える化するフレーム(ロジックツリーや3Cなど)がいくつかありますが、
それをうまく活用できずに悩む、といったことはないでしょうか?
本書を読みトレーニングを実践することで、「論理の構造」を7種類のチャート化によって見える化するセブンチャートというフレームの活用方法を学ぶことができます。
著者はセブンチャートを次のように言っており、先ほどのどう活用するというアウトプットのためのツールよりも手前のフレームワークだとしています。

思考を整理し、真意を論理的に組み立てる=論理を構造化するフレームワークなのです。
チャートで考えればうまくいく

セブンチャートの詳しい説明は、みなさんに本書をぜひ読んでほしいので割愛します、が私が実際にチャート化を通して論理的の構造のつくり方を学んでみてどのように作るのかまとめてみます。

まず、資料化したい内容を文章で書き出してみる、文章を1文ずつ区切りそれぞれの文章がどのような特性を持っているのか(言葉の定義をしているのか、並列する要素なのか、比較や対立されているか、など)分類わけしていく、対応するチャートに変換しつなげていく。

といった具合です。

文章を区切って分類わけするだけでも各文章をパーツ化して考える練習になりとてもよいワークでした。

〇例題を通してチャート化トレーニングができる

本書には例題が複数収録されており、それに対する著者の回答例と解説がついているので、実践しながらチャート化を学ぶことができます。
私もいくつか例題をやってみて、実際に私が携わっているプロジェクトの構造をチャート化してみましたので載せてみます。

カフェ*グラレコ

カフェ*グラレコのコンセプトチャート

このようにチャート化することで、スライド資料に落とし込むときに言いたいことが見えるようになるので「真意が伝わる」資料づくりができるようになります。

○チャート作成に使用したアプリ

今回、チャート作成のワークを行うために使えるアプリがないか探してみたところ「grafio 4」という有料アプリが一番使いやすかったです。
使用感として一番いいなと思ったのが、パワーポイントのようにオブジェクトの位置が揃うように吸い付く機能があるところで、ガタガタにならない見やすいチャートを作ることができます。

今回、ワークしたりチャート作成が楽しすぎてそちらに時間が持っていかれてしまって、まとめが雑になってしまいました。
構造化思考のトレーニング方法を学ぶことができましたので、資料作りはもちろん読んだ本の内容をチャート化することで学びを深めることもできそうだと感じました。


新しいフレームワークを手に入れるとワクワクしますね、だから学びはやめられない。


この記事の内容が誰かの力や気づきになれれば幸いです。

それでは、地方公務員のばたやんでした。