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本物のゴミ屋敷と戦った話。


あれは本物の、本物のゴミ屋敷だった。


テレビで見たことあるような
足の踏み場が一切ないゴミ屋敷を
見たことはありますか?
そのゴミを運んだことはありますか?


・・・



学生時代、
固定のバイト以外に、
いろーんな派遣バイトをしてきた。

社会人になってから、
たった1回やったことでも
あの時やっててよかったと思うことや、
仕事に役立つことも案外多かった。
そして会話のネタにもなるので、
次の仕事が始まるまでの間に
少しのお小遣い稼ぎと人生経験を兼ねて
タイミーをやっている。


今回のお仕事は、
「家財などの搬出!」と書いてあった。
家も近いし、運動がてらにと応募したのだが…


ゴミ。

家の扉を開けた瞬間、ゴミ。


家なの?
ねえ、これって家なの?
まず中に入れるの?
っていうレベルのお家。

いや申し訳ないけど、
あれは家じゃなかった。

人が住む家じゃない。

蔑むことはしたくないけれど、
そんなことは言ってられないくらいの
史上最悪レベルだった。

流石に中には入れなかった。
というかやってくれんだけれど、
肩くらいまでゴミがあった。

ゴミ屋敷レベル5。

「家財などの搬出!」の
などにはゴミは含まれていたの!?
なんて思いながらも、
20人弱の人とそのゴミを出したり運んだり…

正直速攻帰りたかった、帰るか迷った。

でもこんなに多くの人様に迷惑をかける
人間だけにはなりたくないな!
ならないように!と
心に刻みながらきっとこれも
なにかの経験になると信じ働いた…


・・・


帰ってから、速攻お風呂に入り、
最後までなんとか仕事を終えた
私の根性にビールで乾杯をしながら、

「ゴミ屋敷 心理」
と携帯で調べていた自分がいた。



https://www.cocoroterrace-seisou.com/column/12609



ゴミ屋敷になってしまう人には
様々な心理や特徴があるということを知った。


ディオゲネス症候群といって、
物やごみをため込むことが特徴的な行動障害で、
別名「ごみ屋敷症候群」と呼ばれていることも…


・・・


たった1回経験しただけの人間が、
ましてやそこに住んでいた人の顔も
名前も知らない私が、
憶測で書いたり、
同情するのは違うのかもしれない。

けど、

埋もれたゴミの下からでてきた
家具や家電を見た時、
こうなるまではちゃんと
生活していたんだ…
と感じたことを思い出した。



そうだ。

きっと、
なりたくてなった訳じゃないよね。





こんなに多くの人様に迷惑をかける
人間だけにはなりたくないな!
なんて強く思った自分が恥ずかしくなった。

だってこうなるまで、
誰にも頼れなかったのかもしれない。
1人でずっと何かを抱えてたのかもしれない。
迷惑をかけないように
過ごしてきた結果なのかもしれない。

こうなる前に、
これだけの人たちにSOSを出せていたなら、
そしてそれに気が付く人がいたなら、
未来は違ったのかもしれない…





目の前で起きる出来事、
この世で起こっている出来事の全ては、

自分にも起りゆる可能性があるということ。


セルフネグレクト
も他人事じゃない。
全ての年代でなる可能性がある。


人生何が起こるのか予測できないように、
今は健康だし片付けも出来ているから、
自分は大丈夫。と断言は出来ないのだ。


もろちん起きる「かも」しれないことに
怯えて生きるほど人生は長くもないけれど、


これだけは改めて感じた。


自分を大切にして、
心に余裕を持って生きていきたい。と

そうすれば、自分だけじゃなくて、
大切な人の少しの変化にも
ちゃんと気が付けることは増えるはずだから。


「部屋の乱れは心の乱れ。」

どちらも常に整理整頓しとかないとだね。



・・・


あまりにも衝撃的だったので、
ちょこっとおもしろ?ネタも追加で🫲🏻

ちなみに前日は居酒屋に行って
シジミのサプリメントを500円で売る
っていうなんとも怪しげな売り子をしたよ。

はじめてだと、
1個も売れない子がいたりするし、
10個以上売れたらかなり凄い!
と言われていたなか、
20個以上は売りました🫡
2人でトータル52個…
インセンティブ欲しかったよう…(小声)

そんな次の日こんなお仕事をするとはね、
差が激しすぎるね。笑

けどどちらもやっぱりいい経験でした。

シジミガールの件は
気になる人がいればまたいつか…✋🏻












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