子どもの運動発達 その5 【つかまり立ち〜伝い歩き】
今日はつかまりだち〜伝い歩き(9〜12ヶ月)をお話します。
前回までの、ハイハイで自由に動く楽しさや興味を高めていくことで、1歳の独り歩きにつながっていくというお話でした。
ついに一人歩きまであと一歩のところまできましたね。
覚え方:くっと(9っと)つかまり立ち(9ヶ月)
机の上になにがあるのかな、わくわく。見てみようとついに立ち上がります。おすわりやハイハイで培った抗重力伸展活動と、骨盤周囲の安定性から、ついに!立ち上がります。
立ち上がった後は、伝い歩きが始まります。
ここで大事なポイント2つ。
・じょうずに尻持ちをつけるかな?
プルプルしながら腰をおとしていく子どもはなんとも可愛いです。それが安心してできるように、赤ちゃんのお尻にはしっかりと脂肪がついています。
これって、すごいなぁと思うんです。
大事なのは、失敗することではなくって、失敗した時に大丈夫な「仕組み」を作っていくことなんだなって教えてくれます。
大人になると失敗を怖れながら、世界を生きるようになる。子どもをみていたら、人間が生きるということは、挑戦と好奇心の繰り返しであって、それを忘れないでと教えてくれます。恐怖心も一つの学習かもしれません。でも、それを踏まえた上で挑戦するのは尊いことだなと関心してしまいます。
・つま先や、かかとに体重を移動させられているかな?
つかまり立ちの始めは、まさにつま先にびっくりするくらいの力を入れて立っているので、子どものあしゆびはすごいことになっていますね。外反母趾のすごいのみたいになってます。これもそのうち、うまく力加減ができるようになるので、減少してきます。これもかわいい。
一人歩きをするためには、このように自分の身体の動きを学んでいく必要があります。
そして、一般的には1歳頃から一人歩きができると言われていますが、個人差があります。1歳前にあるきだす子ども、1歳半を過ぎてからあるき出す子どもなど様々です。
無理に歩かせようとすると、歩くための身体がつくられていないので、不安定な歩き方になります。そのため、あるくために必要な運動をしっかりすることが大切です。
そのため、歩くために必要な運動を事前にしっかり経験することが大切です。
そして、ついに歩行が始まります。
あなたのワクワクが満たされますように。
それではまた明日。