いよいよ完結
高田郁さんの呉服商を舞台とした時代小説が、完結を迎え、やっと読み終えました。
読み終えた本
2024年2月29日に角川春樹事務所から、324ページの書き下ろし文庫として発売されています。
あらすじ
感想
これまでに本編と特別編上巻を読み終え、いよいよ最終の下巻を読み終えました。
今回は物語の舞台となった呉服商五鈴屋を創業100年を迎え、今後の10年に向けて、主人公幸を支えてきた周りの人たちの思いと、今を描いた短編集となっていました。
最後は行儀見習いから奉公に上がり店の店主となり、還暦を迎えた主人公幸が、4度目の結婚で、年下の見習いから叩き上げの賢輔を夫に迎え、さらに店の今後を考えていく様子が、頼もしく、物語の終わりにふさわしいです。
これで終わりかと思うと寂しい気持ちですが、著者の新シリーズが出ることを楽しみに待つことにします。
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