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バーテンダー、リハビリを始める。

愚策が延長されたとはいえ、10月からはさすがに少しは酒類も出せるようになるんじゃないかという希望を抱いている。薄氷ていど。
なのでリハビリを始めた。
…ってそんなの逆算じゃなくて毎日やっとけよって声が聞こえてきそうですが。

それはさておき、良くて~22時、悪くて~20時の限定的提供ではないかと思っている。後者の可能性が大きいような気がする。だとすれば開けるに値するかどうかは難しいところだ。
誰もコロナ以前通りにいきなり戻されるなんて考えていないだろう。
仮に戻ったとしても人の流れについてはまるで期待できないし、そんな考えを持っている人がいるとしたらだいぶ楽観的だと思う。ある意味で見習いたい。

いや、本音を言ってしまうと、いきなり通常通り営業してもらって構わないと言われても困る。
1年半以上まともに仕事ができていなかったのだ。始まってしまえば走れる気もするけど、勢いで流れに乗れるのか不安になるお年頃ではある。
だいたい、通常営業していた最後がいつなのかもはや記憶の彼方だ。
そしてこの3ヶ月ほどは新店舗の内装周りに注力して過ごしてきて、バーテンダーとしてのリハビリはやっと今月頭から始めたばかり。
ひさしぶりのシェイクやステアはとんでもなく楽しいけれど、リハビリ二日目、ブランクによる身体の揺り返しに愕然(手首~腕にかけてはもちろん、脚まで筋肉痛になった…体全体を使っているということを再確認)。焦らずに事を進めることを決意した。
以降、ストレスをかけすぎないペースを守りつつ戻し始めております。
なのでまだカクテルはひとつも作っていない。水を入れてのごくごく基礎的なリハビリのみ。
いきなりカクテル作ってのリハビリなんて肝臓が保ちそうにない(作ったものはクオリティはさておき全て干すのが普通…ですよね?)。
そのおかげで基本フォームの見直しにおける再発見は多く、得るものがずいぶんある。
誰に見せるでも見られるでもなく、集中的に行えるという意味では良い時間だ。
自作のシロップやその他のレシピ見直し、新しいものを作るために他店や他業種からのインプットにも時間を気にせず割けているのはありがたいし、ご縁を得て繋がれた方もあったから決してムダな期間ではない(もっといろいろやれたはずだとも思うが、ここは己の怠惰さ故である)のだけど、それでも素直に感謝はできない。

そんなこんなで悶々とした、煮え切らない日々を過ごしていたところにInstagramでフォローしている方の面白そうなイベントが目に止まった。

これ書き始めると長くなるので先は次回の話としましょうか。

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