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他人に攻撃されるより、自分自身に攻撃されるのが一番辛い
現在、仕事復帰に向けて、復職プログラムに取り組んでいる44歳の教員(男)です。
2024年4月からうつ状態で休職
7月に一旦復職するも9月から再休職
現在、回復傾向にあり、復職プログラムに至ってます。
昨年4月からこれまで一番辛かったことは何だったか❓️
振り返ってみます。
「お前は、仕事ができる能力は無い!不適格教員だ!」
「同僚に負担をかけながら、お前だけゆっくり休んでいる場合か!」
「息子は登校を渋りながらもがんばって学校へ行っているぞ。
お前は家で寝ているだけ。」
「お前は、妻にも心配や負担をかけっぱなしだ。」
「お前はダメだ。」
誰かが耳元で、いや頭の中から直に攻撃してきました。
どこへ行っても追いかけてこれらる感覚でした。
逃げようとしても無駄。
いつまでもどこまでも追いかけてきました。
声の主は自分自身
至近距離から自分自身を執拗に攻撃してきました。
身体の不調の時とは違い
休養しても苦しさは増すばかりで
ドツボにはまっていきました。
銃口は完全に自分自身に向かっていました。
誰かのせいにできれば、幾分楽だったかもしれません。
特定の誰かに攻撃されていて休職していたら
配置をかえてもらうことで、もしかしたら復帰は容易だったかもしれません。
でも、自分自身に攻撃されていると、
どこへいっても逃げられません。
攻撃を受け続けます。
自分自身から逃げるために
スマホに貪りつきました。
スマホと向き合ってる時間だけは、攻撃から身を守ることができました。
束の間の休息を取ることができました。
人は苦しい時、何かに「依存」せずにはいられない。
それが私の場合、スマホだったのでしょう。
自責の念、漠然とした不安、恐怖を感じた時、
スマホに貪り付きました。
スマホのスクリーンタイム(使用時間)が10時間を超える日が続きました。
これはスマホ依存ではないか?
なんとかせねば。
自分でもまずい状況であることは理解しながら
スマホが手放せませんでした。
自分自身の攻撃から逃れるための必要悪だったのでしょう。
中でもYOUTUBEとXを見ている時間が突出して多かったです。
調子がよくない時には、ワイドショー的、ゴシップ記事的な内容を好むようになりました。
スマホ依存から抜け出すきっかけとなったのは、リワークに通い始めたことでした。
リワークとは、精神疾患などの理由で休職している人を対象に、職場復帰に向けた支援を行う施設です。
意志の力だけではどうにもなりませんでしたが、家から外へ出て、物理的にスマホから離れることで、徐々にスマホ依存が改善していきました。
外に出ることで、考え込む時間も減り、自分自身への攻撃も弱まったように思います。
家にこもらないよう医者からも助言されていましたが、
家から出て気分が晴れる日もあれば、落ち込んだままの日もありました。
家から出ようとしても数時間決心がつかなかったり、結局外へ出れないこともありました。
そうなると、くよくよ考え込んでしまい、自分自身に銃口をむけてしまっていました。
きっかけは、やっぱりリワークだと思います。
強制的に予定を入れること
家から離れることで
自分自身を責めることが減ってきました。
家族以外の人との交流が新鮮に感じられましたし、リラックスできる時間になりました。
自分自身から責め続けられるのは、とても辛いです。
他人に攻撃されるよりも、自分自身に攻撃されるのが一番辛い。
経験者の方なら分かっていただけるんじゃないかと思います。
うつの主症状でもあるので、対処は簡単ではないですが、
私の経験が何らかのお役に立てれば、幸いに思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。