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覚書

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わたしが消えたくなった夜のための
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#言葉

独白

独白

 あなたに手紙を書けたらいいのに、と思う。

 わたしが時間をかけて書いた文章のほとんどは、誰でも見れる場所に投げ込んでばかりいる、だってこの言葉を、同じくらいの深度で受け止めてくれるひとが、いつ、どこにいるかわからない。たった一人のために丁寧に宛てた言葉をひとに贈っているうち、わたしの熱量を上回って受け取ってもらえることは自分が期待するほどあることではない、と感じることが増えた。だからやっぱり、

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漂流

漂流

 どういう話の流れだったか、今日、友人といるときに、すごくひさしぶりに、むかしの自分の文章を読んだ。懐かしさを感じながらも、ただ無我夢中に想いをしたためている自分はとうに別人に感じて、わたしから生まれた言葉は、気づけばわたしからずっとはなれた場所に居てただじっとそこに、わたしの生きていた証を静かに示し続けていた。ちゃんとそこに見えているのに、それはもう過去の光だから、今もそこに在るのかどうかわから

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