甘いカレーが食べられるグジャラート料理 （インド料理）
グジャラート州について
大半の日本人が興味を示さないであろう（笑）、インドのグジャラート州の料理のご紹介です。
グジャラート州はインドの北西部（最西端？）にあり、パキスタンと国境を接しています。地図で見るとムンバイからも遠くないですね。
https://goo.gl/maps/ZJNTqBLMJEShATZH8
パキスタンと国境を接している州ではラジャスタンには行ったことがありますが、グジャラートは行ったことなく、未知の場所です。
グジャラートはインド建国の父であるマハトマ・ガンジーの故郷でもあります。
また、インド人は世界中にいますが、アメリカにいるインド人はグジャラート出身の人が多いです。
グジャラートの人はビジネス思考が強いと言われます。
他には、何かと話題（ヒンドゥー至上主義の政策のためです）のインドのモディ首相の出身地でもあります。
グジャラート料理の特徴
グジャラート料理の特徴は大まかに、甘いカレーがある、ベジタリアンが多い、インド料理の中ではあっさり、主食のレパートリーが多い、お代わり自由が多いと言うことです。
一番の特徴は甘いことだと思いますが、全ての料理が甘いのではなく、一部の野菜料理やダール（豆を煮込んだカレー）に少量の砂糖や赤糖を入れることで、単調な野菜の味を引き立てているそうです。
また、インドのスイーツは世界一甘いと言われるグラブジャムンがあったり、基本甘いか激甘なので怯えていましたが、確かに甘いことは甘いですが、スイーツではなく、あくまで甘めの食事の域に留まっていて安心しました（笑）マンゴーカレーの様なイメージです！
ドーハのグジャラート料理レストランで実食
カタールのドーハにGokul Gujarati Restaurantと言うグジャラート料理専門のレストランがあり、本場の味に近そうだったので行ってみました。
https://goo.gl/maps/oossDsjTQ9deMJaH9
注文したのはグジャラートスペシャルタリー（お代わり自由）で、メニューの中ではGujarati Special Thali (Unlimited) です。
タリー（Thali）はインドの定食のような感じで、ダールを含む数種類（3種類位）のカレーにロティ、チャパティやライス、生野菜などが載っていることが多いですが、このタリーのようにカレーが何種類も入っていたり、ビリヤニやデザートが付いている豪華なタリーもあります。
事前にメニューを予習してどれにしようかと色々考えていて、メニューにはタリーは二種類ありますが、そもそも選択肢はなく、このタリー一択の様です（笑）
しかもカタールにしては珍しくインド人の店員さんは英語が通じず、自分が食べたのもスペシャルタリーかどうかも定かではないです（笑）
早速、実際に食べたタリーの中身をご紹介していきます。
・カマン (Khaman) 黄色いスポンジのような、レンズ豆とひよこ豆の粉で作られたスナックで、蒸して作られているためヘルシーです。ほんのり塩味です。
・ジェレビ (Jalebi) ジェレビは、小麦粉で出来たプレッツェルを砂糖に浸して揚げたお菓子です。インドのメジャーなお菓子で、そこそこ日本でも知名度があるので、聞いたことがある方もいるかも知れません。
一番馴染みのあるジェレビはオレンジで、カタール（やイエメンでも！）では赤のジェレビをよく見かけますが、黄色のジェレビは初めて見ました！可愛い😍
甘さは言わずもがな激甘で、タリーでもないと自ら買うことは絶対にないかと思います（笑）
・カディ (Gujarati Khdhi) グジャラートのタリーに絶対に外せない伝統的な白いスープです。カード（ヤギや水牛などの乳に酸などを加えて固形物にしたものでチーズの原料）とひよこ豆を砂糖や赤糖で味付けしています。ほんのり甘酸っぱく、身体を涼しくしてくれる夏の食べ物です。
・カンドヴィ (Khandvi) 今回食べることができなかったのですが、カンドヴィと言う、バターミルクとひよこ豆の粉を混ぜたものを薄く巻いて、ソテーした胡麻とスパイスで味付けしたスナックが気になりました！表面の光沢がそそります（笑）
フルサン (Farsan) と言う、メインディッシュとは別に、サイドディッシュの様な感じで食べるられるメニューが多いのもグジャラート料理の特徴で、単体でスナックとしても食べられますが、カンドヴィは代表的なフルサンです。
グジャラートタリーはおかわり自由で、しかもかなりの高頻度でテーブルに来てくれます。しかし、煮込んだメニューが多く、ベジタリアン向けであるためか胃がほぼもたれなかったです。
デザートは別に注文しました！
・シャリカンド (Shrikhand) とてもクリーミーな、サフランとカルダモンでフレーバーを加えた甘いヨーグルトです。
今回食べたタリーに辛い味付けのメニューはなかったですが、近年では辛い味付けを好むグジャラート人も増えている様です。
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