子どもと全力で遊ぶことの尊さ
最近、全盲で知的にもとても重い障害をもった子どもの支援についてとても悩んでいました。
全盲で知的にも低いため、自分から動くことも少なく、どんどんできていたことをやらなくなってしまっていました。
「どうしたら、もっと体を動かしてくれるか。」
いろいろとおもちゃや道具も使ったりして試してみましたが全くダメでした。
そんな中、
あるZOOM会議でその話題を出したところ、
ある方から「全力で一緒に遊んでみたら?」
と言われました。
言われた時は、シンプルすぎてポカンっとしてしまいましたが、確かに私自身その子のためを思いすぎて頭でっかちになってしまっていました。
それを機に、全力で遊ぶことだけを考えてそれ以外は何も考えず関わることにしました。
すると、私がいろいろと悩んで取り組んでいた時よりも子どもの反応が良くなり、自発運動も増えてきました。
やるべきことはとてもシンプルでした。
「全力で遊ぶ」
その中で、少しずつ少しずつ身体を動かすことの楽しさを知ってくれると嬉しいと思います.
子どもの能力を上げることはできないかもしれませんが、子どもの能力を引き出すことはできるのかもしれないと思った体験でした.