#アンソロジー
短編小説読書メモ7~8本目ーーー近藤史恵『ここにいるぼくら』、辻村深月『ご縁の心得 ツナグ』
アンソロジー『料理をつくる人』を読了したので、新しいアンソロジーへ。
今回のテーマは舞台。舞台と一口に言っても、ミュージカル、バレエ、2.5次元など多種多様。
トップバッターを飾るのは、2.5次元を題材にした近藤史恵さんの『ここにいるぼくら』。
漫画やゲームが原作の物語を舞台演劇として上演する2.5次元というものを、私は見たことがない。
『キングダム』や『ゴールデンカムイ』の実写映画は見たことが
短編小説読書メモ6本目~越谷オサム『夏のキッチン』とアンソロジー全体について
越谷オサム『夏のキッチン』で、アンソロジー『料理をつくる人』をようやく制覇!
忘れないうちに書いておく。
最後の話は、初めての料理に挑戦する小学生の男の子の話。
包丁の代わりにピーラーで人参を剥いたり、その途中でケガしたり、と苦戦しながらも、母のアドバイスを受けて、どうにか完成させる。
そして、終盤である事実が判明する。
この話の舞台設定が夏になっているのも、このオチが余韻をもたらす効果を強めてい