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将来の夢

「将来の夢はなんですか?」


幼稚園で誕生日のときに書く成長記録シートとか、


小学校の頃に爆裂に流行ったプロフィール帳とかで、

聞かれる機会が多かったこの質問。


幼稚園児の私は、特に職業に対する憧れがなかったので、
お花屋さんとか、アイスクリーム屋さん、とか、まあ女の子が言いそうな事を答えていた気がする。


小学校のときは、テニスとかピアノをやっていたので
将来の夢の欄はテニスプレイヤーとか、ピアニストと答えていたと思う。


書きながら、「練習が好きじゃいし、ならないだろうな」と思ったことも覚えている。


なんて冷めた子供なんだ。



ときは流れ、社会人になり、わたしはいま会社員をしている。


昨日のWBCの中で流れていたCMでは、

「○回三振し、

○回ホームランを打たれた。

でも、二刀流を諦めたことは1度もない。」

と大谷翔平が言っていて、グサッときた。


「テニス選手にはならないんだろうな」なんて思っていたら、そりゃ叶うことはないわな。

大谷さんは努力し続けたんだろうな、かっこいいな。





特定の職業に強い憧れを持ってこなかった私だけど、今になって、

子供がCAやパイロットに憧れたり、
新幹線の運転手になりたいと憧れたり、
野球選手やサッカー選手に憧れる気持ちも、

プロスポーツ選手と結婚したいと思う気持ちも、分かるなあと思うようになった。



当時の私は、周りの職業とか、仕事というものに関心を持たなかったのかもしれない。

だから特定の職業に憧れを持ってこなかったんだと思う。



もっと13歳のハローワークとか読んどけばよかった。


キッザニアに行きたいって、親に言ってみればよかった。



将来子供が生まれたら、キッザニアに連れていってみようかな。



その時までに、「大谷翔平の奥さん」というブースができていますように。



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