【哲学】010 タレブの哲学思想から世界を予測する

●概要●
哲学解説シリーズ第10話。
皆さんはどんな人生を送っていますか?
いつか立てた計画や理想にどれだけ近づけたでしょうか。

人生には時々大事件が起こります。
個人的にしろ、世界を巻き込む大事件にしろ、
それはいつでも突然で、予想外です。

予想外を予想することが出来れば、
私たちの人生はもっと良い物になるはず。

人の飽くなき欲望と探究心は、世界の理に挑みます。
金融トレーダーであり、経済学者であるナシーム・ニコラス・タレブはこんな言葉を述べています。


 私たちは、この世界が秩序ある場所かのように見せかけたがる。
 しかし予想外の出来事が次々と起こるので、
 実際の物事の成り立ちは分からないのだと気づかされる。
 線形な関係の方が本当に例外だ。

タレブは、私が個人的に最も共感できる思想の持ち主で、
ユーモアと知性、そして現役最強の予想屋と言っても過言ではない
世界を視る目を持っています。
(タレブ自身は予想屋と言われることを快く思っていないそうですw)

今日から何回かはタレブの哲学に触れて、
人類の到達点と、そこから見える世界の先に目を向けてみましょう。

南アフリカから発生した私たちの哲学の旅も、
タレブの佇むパタゴニアで、ひとまず終着です。

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