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【人生ノートMagazine】おおそうだ、愛は無限だ

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人生ノートの中から特に教育、愛情や好意など誰かへの情について、夫婦の結婚や恋人同士など男女の関係などについてのところをまとめています。
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#夫婦

生活環境と考え方の相違

 生活環境が違いますと、そこに育つ”人間の気持ち”を理解することは、簡単にはゆきません。それには、相手の立場になって考えてみるだけの度量がいります。  人間には、生まれながらの霊性というものがあります。したがって人間のものの考え方も霊性の違いによって、違いが生じるとしても不思議ではないでしょう。それに加えて、人間は育った環境に支配されやすくできています。そのため異なった環境に育った”人間の気持ち”を理解するには、それだけの覚悟がいりましょう。つまり、相手の気持ちになり、立場

沁みあう生活

楽しい時も、苦しいときも、それは事柄ではなくして気分です。自分のやってをることが非常に苦しく、難局であっても、自分を助けてくれる人、自分を知って居る人が、周囲に少し居っても生き甲斐があり、幸福感がある。世の逆境から立って立身出世した人の背後には、必ず神仏、両親、師匠等よりの絶えざる愛と信との流入があった。愛信の授受、そこに眞正の和がある。和から来た仕事でなければ本当のものではない、永遠性がない。和は神の心で、宇宙自然の姿であります。 其の和には順序と云うものと、それから犠牲

夫婦は愛によって結合しているものである

問「智恵証覚が一致せないと、夫婦はおなじ霊界に住むことは出来ぬということですが … そうすると、ただ今の現界での夫婦は大抵みな離ればなれになってしまいますか」 答「夫婦は特に愛によって結合しているものであるから、たとえ智恵証覚の度が多少相違していても、その勝れた一方が、劣れる他方のために一段さがってしばらく生活している時は、やがて両者の想念が平均してくるから、その時はじめて両者は一体となる喜びを得、足なみをそろえて向上することが出来ます。 現界はすべてが理想の世界ではないの

夫婦愛を深めてゆく秘訣

 思うに、夫婦は結婚当初のことを忘れず、相互にいたわり合い、同情し合い、人格を尊重し合い、たとえ、しばし遠く離れ住む時も、相互に祈り合い、魂を通わし合うことを怠ってはならぬ。 一方に我侭心が出れば、かならず他方もまた我侭となり、妻に隙ができれば、必ずまた夫に隙が生じる。この隙に乗ぜられて、つい、とんでもない事ができ上がってしまうのであう。 要するに、離れておっても傍におっても、つねに思い合うということが、隙を生ぜしめず、夫婦愛を深めてゆく秘訣である。 出口日出麿著、『信

愛の殿堂は相互の努力で

若い人は夫婦になる前にしっかり考えねばいかん。 なったあとは、どんなことがあっても両方が別れまい、両方が一緒におろうという決心でゆかなければならぬ。夫婦になって、どうにでもなれというふうな気持ちになりだすと面白くない。 また、はじめから理想の夫婦というものはあまりないものであるということを知っておらねばならぬ。特に今のような世の中ではそうである。   で、愛を培うということが大事である。 たとえ初めは、そう気が合わなかったというような夫婦でも、両方が合わすようにしてゆき