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命を削って何かをする。毎日違う1日が続くこの仕事をしていて、ものすごくその言葉がわかる件

今の時代は違うのかもしれないけど、
2010年代にすごく言われていた話を思い出します。

人間が一生で打つ心拍数は23億回。

それを1分間の脈拍で割って寿命を算出したりしていた記事などを見かけました。
これは知識がない、個人的な感想ですが、心臓も個人差はあるとしても、確かに脈の数はある程度寿命がありそうな気もしてしまいます、
2010年頃にそんな話や、脈の速さは寿命にかかわるなんていう研究報告が国内外にあったと認識してます。

色々な物が、技術の進歩や新しい発見で変わっていきますが。医療や歴史。考え方とか常識といわれるものは
は特に変化していますが!汗

心配や悩みや不安がある時はなんだか胸がキューってなって、脈も速くなっていて、朝飛び起きていきなり脈が早い日なんてすごく多いです。

毎日違う1日が続くプレッシャー

自分の今を振り返ると、撮影は毎回違う現場や環境で、違う人や違うものと向き合うことがほとんどです。
毎年やる同じ撮影でも、天候や被写体。環境はいつも違います。
その都度考え準備をして。
とても楽しいし、好きだから続けていますし、幸せを感じていますが、夜見る夢は仕事だし、朝飛び起きることは日常茶飯事。

さらに撮影時はテンションが上がり、全力で向き合うので、終わった時にはグターってなります。
特に人を相手にする撮影は、(ほとんどそうですが)

たまに手を抜きながらやる、うまく感情を平らにしてこなしている方もお会いします。
僕にもできればいいのですが、未だに自分には出来ず
結局上がったり、下がったりを繰り返してしまう。

波があるので上と下がの差が大きい。

もう少し平らにできればと努力したこともありますが、
自分にはいまだに出来ない。

波があるからいいものを創れたりする

数年前に、みんなが知ってる有名なカメラマンさんに、しつこく会いたいと伝え、都内で出会う機会を作ることができた事がありました。その時に30分くらいですが
お会いして、沢山の話や写真を見せてくれたり。
海外から国内の著名人の見たことある写真の撮影秘話や技術、何を考えて撮影しているか。
楽しい時間でした。
気持ちが高揚して、長野の自宅に帰った時、メールが一通届いていました。

カメラマンはいつも70点を目指せ、その先は、環境や被写体、さまざまな要素が組み合わさりできるもの。
その先は自分だけでは創れない。
僕達はそれを拾えたり、気がつけるように自分の限界値をキープする。

感動しました。

そうだなって思いました。雲の切間から一瞬差し込む光、偶然俯いて笑った笑顔、突然吹いた優しい風。
そんな要素は作ろうとしても創れないものもあると思います。スタジオでそれを作ろうと、目指しても、やはり70点。自然や人の感情が100点を作る。

今でも大切にしてる言葉です。

一番、大切な部分は波があるからこそ、
創れる物だと気がつきました。
いつも平では上も下もない。苦しいし、大変だけど
波があるから100点を出せる時が来る。
感情が動くからその自然な要素を拾える時が来る。

寿命を削って作品は生まれる

毎日不安や心配や、感情が激しく動き、凹んだり、喜んだり、めちゃくちゃ笑ったり、泣いたり。
全力で何かに向かうとすごく疲れます。でもその先に
とても綺麗な何かがあったり。
きっとこんな生き方していたら、速く死んじゃうんじゃないかと、真剣に考えることがあります。
でも生きている感じがするんです。

そんな気持ちだからいい写真が撮れた時は本当に嬉しいし、感謝の言葉を頂いた時は心が暖かくなります。

きっと命を削って何かをするって、こんなイメージなのかな。

まだまだ違う毎日を、むしろ毎日が違うように、強く行きたいと思う今日でした。

#命
#仕事

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