べん毛の素晴らしさを伝えたい~微生物との関わりを通じて生命の偉大さを感じた話
こんにちは、水無瀬あずさです。朝が急に寒くなって、夏からいきなり冬になったのかしらと勘違いしそうになる今日この頃です。昨今は夏と冬の態度がやけにでかくて、春と秋は肩身が狭いのですねえ。
最近新しく始めたインディーゲーム、ストーリーがやや鬱展開だったためクリアを断念して中断しました。このゲーム。
主人公がウミウシみたいで可愛くて、アクション性もパズル要素も悪くなかったんですが、異星獣が原住民を侵略した世界ってことで残酷な描写が多く、進めるにつれてだんだん鬱々とした気分になってきましてね。調べてみたらCERO(年齢別レーティング)はDの17才以上対象だったので、さもありなんと思いました。
父の病気のこともありメンタルがやや不安定な私には精神衛生上あまりよろしくなく、プレイした日なかなか寝付けないという弊害が生じたことから、少なくとも今はプレイをやめようと判断しました。いつか再チャレンジしてnoteで報告したいなあ。
さて、月初で副業もそれほど忙しくないなか、最近やけにAI関連の資格試験についての依頼が多いなあ、もういっそのことAIめっちゃ勉強してガチで資格を取ってやろうかしらと考えたりしている私です。そんな時間も体力もないわけだが。これは少し前に書いた記事。
noteにWebライター関連のことを書きたい気持ちはありつつ、なんだかいまいち気分が乗らないもので、割とどうでもいい生産性のない記事を書いてみようと思いました。ズバリ、テーマは微生物。実は私、意外とプランクトンのことが好きらしいことに最近気づいたんです。
ということで連休前のお疲れ気味のひととき、どうでもいいプランクトンの話でちょっと癒されてみませんか。いや癒されないたぶん。今回は、微生物の写真が途中でちらほら出てくるので、苦手という方はご注意ください。
シータ(Θ)とべん毛の話
長男(中2)は小学校の卒業前あたりから突然数学に興味を持ちはじめ、現在なぜか数学検定の準2級(高1相当)を受けるべく自習に励んでいます。
この子一体どこに向かっているんだろうなとは思いつつ、私自身も最近データサイエンスやら統計学やらAIやらPythonやらGo言語やら興味のあることを手あたり次第かじっていて、夫から「ママは一体どこへ向かっているんだろうね?」と言われているので、まあ納得でもあります。子は親の背中を見て育つって本当だなあ。
さて、そんな数学好きの長男と前に話していた時、三角関数のサイン・コサイン・タンジェントでよく使われる「シータ(Θ)」が書きにくいよねという話になりました。覚えてますか、三角関数。なつかしいよね。
私は高校の時、数学の野中先生が黒板に書くちょっと独特なΘの字が好きで、「どうやったらあんなにきれいなΘが書けるんだろう!?」を家で一生懸命練習したことがあります。細長い〇を書いてから、上にクルンッてしているのがかわいいんです。こういうの。
上にクルンッてしている部分がミドリムシのべん毛みたいだなあと思ったので強烈に覚えているのです。が、その話を長男にしたら、真顔で「お母さんって昔から頭おかしかったんだね」と言われました。え、どのへんが?だって似てない、べん毛に。
ミドリムシのべん毛とは
ミドリムシは、べん毛をオールのように動かして水中を泳ぎ回ります。ブドウ糖などのエサを食べるし、光合成だってできるミドリムシは、動物性・植物性のハイブリッド生物と言われます。最近は「ユーグレナ」として食用でも注目されていますね。ミドリムシはすごいんだぞ!
参考:ミドリムシが「動物でも植物でもない」ワケ|ダイヤモンドオンライン
そんなミドリムシ、学校の教科書に出てきたとき私は「うわ、何でコイツ毛生やしてんの?しかも名前『べん毛』って!」と思いました。べん毛って名前がなんか鮮烈で。それ以来、1本ペロッと出ている毛を見ると、心の中で「あれはべん毛だな」と思うようになりました。つまりΘのクルンをべん毛と思うのは、私にとっては自然なことなのです。
ちなみに、マンガ『幽遊白書』に仙水という敵キャラクターがいるのですが、私の中の彼は「ホクロのあるべん毛」です。
はみ出した毛を見ると、みんなべん毛のことを考えるものだと思っていたのですが、長男にドン引きされたのでおそらく間違っていたようです。みんなそんなにべん毛に興味がないらしい。
ヨガとミカヅキモ
私は平日毎朝、WiiFitでヨガをしています。健康のため、そしてヨガファイヤーを打てるようになるためにやっているのですが、最近になって足の筋力の衰えを如実に感じてしまったため、筋トレもいくつかやるようになりました。これで手足はきっと伸びるようになるに違いない。
そんなWiiFitのヨガのメニューに、三日月のポーズというのがあります。
三日月のポーズは毎回必ずやるようにしているのですが、三日月というよりミカヅキモだなあと私は常々思っておりました。
ミカヅキモは有名ですよね。顕微鏡で実際に見たことがある人もいるのではないでしょうか。植物プランクトンなので動き回ったりしなくて、あまり観察のしがいがないやつです。
で先日、ヨガ時間に三日月のポーズをしていたら登校前の長男がいたので、「ミカヅキモのポーズ・・・」とボソッと呟いたら「なんか一字多いけど」とすかさず突っ込まれました。ナイスツッコミですね。最近彼のツッコミのセンスがずば抜けている件。
次いで「この間のべん毛と言い、お母さん微生物好きすぎじゃない?」と指摘され、考えたことがなかったけど「確かに!」となりました。
そういえば私、理科の中でも生物ってずば抜けて嫌いだったけど、プランクトンに関してはかなり鮮明に覚えているんです。ミジンコは「おまえ手どうなってんねん?」と思うし、アメーバは「なに分裂しとんねん」とか思っていました。ああ懐かしいな。
「学生時代の記憶が今に生きているって素晴らしいことだよね」とか言って長男との会話を適当に締めくくってみたのですが、こんな生産性のない会話で登場する知識なんて役立っているとは全く言えないよなとも思いました。まあ面白かったから良しとしよう。
ちなみに三日月のポーズ、WiiFitではない普通のヨガでは違う姿勢らしいです。正解が分からないけど、このポーズはきつそう。
地上最強生物クマムシ
皆さん、地上最強の生物と言えばなんでしょう?ライオン?ゾウ?ゴリラ?いやいや、クマムシですよ!
あったかいんだからぁ♪の人たちではなく、微生物のクマムシです。乾燥すると仮死状態になり、高温や極低温、放射線、真空などの過酷な環境に耐えて生き延びる驚異的な耐久能力を持っていることから、地上最強と言われています。米航空宇宙局(NASA)の研究によると、宇宙空間にさらしても死ななかった例があり、また卵も同じような耐性能力を持つことが明らかになりました。クマムシすげえ。
私がクマムシを初めて知ったのは、子どもたちと一緒に訪れた国立科学博物館の売店でぬいぐるみを見つけたときでした。あとで調べてみたら、クマムシさんというご当地ゆるキャラらしいです。
ぬいぐるみを買ったときは、まさかこやつが微生物だとは夢にも思いませんでしたが、こういうのを買うとがぜん興味が湧きますよね。クマムシってどんな生物なの?ということで、クマムシの本もちゃんと買いました。表紙にクマムシさんもちゃんと居ます。
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この本の作者である堀川大樹さんは、クマムシ研究の第一人者で、NASAで宇宙生物学の研究を行っていたというすごい方なのですが、この本の目次だけ眺めてみても、ちょっと変わった方なんだなということが分かります。この本はクマムシだけの内容ではないのですが、生き物に興味があるという方はおもしろいので是非読んでみてください。
結び|生きているって素晴らしい
人間も動物もいろいろな姿かたちをしているけれど、虫や微生物はもっと特異で不思議な姿をしているので、生命の神秘ってこういうことだなあとしみじみ思います。生物の生命は等しく神の与えしものであり、人間も動物も虫もプランクトンも、等しくこの地上に生きる生命体として仲よくしていかねばならないと強く感じました。そして私もミドリムシのように自由に、ミカヅキモのようにのびのびと、クマムシのように強くたくましく生きていこうと決意を新たにしました。
とか真面目にまとめてみたところで、すでに3400字を超えていました。生産性のない話題ほど長々と書きたくなるものですよね。楽しかった。最後まで読んでいただきありがとうございました。
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