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創作メモ ~こっち側の人だけの~
https://note.com/azamaro/n/na59387cd0a49
微少女――
微妙な美少女でも
ちょいカワの意でもない
無論
もう少女とは言えぬ領域に
足を踏み入れた女性を指す言葉でもない
この作品における「微少女」とは
僅かばかりの少女のゴースト――
残留思念をその小さな体に宿し
死の縁でしか生を実感することのできぬ
宿命のオートマタ――機械人形のことだ
――――――――――――
悠歌さんの写真や音楽は
ゾクゾクしてよい
人間の地の底で聴いてるような
思うに任せず生きられなかった魂が
本源的な何かに到達せざるを得えず
そこで咲くしかない叫びのような
“ 少女の魂 ”
— 悠歌 @ 個展 “The Beginning of Suicide” 4/21-30 神保町画廊 (@sklphith) March 1, 2023
新曲を制作しました。
感情を音楽に落とし込む事で私は救われている。
ジャケットはセルフポートレート作品です。
是非聴いてみて下さい。https://t.co/Tigr6ReGhc pic.twitter.com/yS1ALCiNa2
す聴きながらその深度に
フジコ・ヘミングの
Make it homeを思った
誰とも解り合えぬ
圧倒的な孤独に支配された少女
彼女はイマジナリーフレンドとは別質の
悪夢の如き究極の幻想自我を創造し
それをありとあらゆる手法で
この世に現出させてきた
その事でのみ
この世と紙一重で繋がってこれた
藁一筋のそれは
明日をも知れぬ十八歳の喘鳴であり
絶望の中の祈りだった
――――――――――――
ただのアバンギャルドじゃない
観ればわかる
本物の孤独と絶望に
裏打ちされた祈りだ
だから響く人にはちゃんと響くし
そういう命に
まったく身に覚えながない人々には
果たして前衛に映るだけ
あれは本当に起こっていることだ
そういう世界の眺め方を
してこなければ
自分を救えなかった魂の軌跡だ
――――――――――――
命を懸けていないと
生きていられない人がいる
そうすることでしか
息ができない
生きながらえるために
命を懸けているわけではない
そうすることでしか生きられず
落ちたら死ぬ絶壁に
鋭い息がどうしても食い込み
偶さかこの世に留まっているだけの魂
全身全霊で息をしてないことが
恥ずかしくなる
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