見出し画像

『血文字』

嘘のない言葉を吐くと、その瞬間、
「詩」になって流れてく。

詩? 

違う。

そんなふわふわして、
無責任で、傲慢で、気取ったものじゃない。

「血」だ。僕の血。

赤黒くって、サビ臭くって、重苦しくて、醜悪で、女々しい水。

だけど、偽物じゃない。

僕自身そのもの。

それを愛せないから苦しみ続けてる。


いいなと思ったら応援しよう!

うたがわきしみ
水もしたたる真っ白い豆腐がひどく焦った様子で煙草屋の角を曲がっていくのが見えた。醤油か猫にでも追いかけられているのだろう。今日はいい日になりそうだ。 ありがとうございます。貴方のサポートでなけなしの脳が新たな世界を紡いでくれることでしょう。恩に着ます。より刺激的な日々を貴方に。