東京路地紀行 63 杉並区堀ノ内
善福寺川そばの蓋暗渠の路地。公園と民家のあいだを縫うように通っている。
ほんとうは逆。
かつてはこの場所に水が流れ小川を形成していた。あとからそこに家が立ち並び、やがて家々に囲まれた水路には蓋がされて暗渠に。
だから暗渠のほうが先。
でも今は人間の生活の利便性という名のもとに水の流れは蓋をされ、隅に追いやられ…
でも流れていた当時の形、蛇行していたり、とても細かったり、を残しているとそこに面影を感じることができる。
コンクリート蓋が続く小径を追いかけると善福寺川に合流した。
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