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東京路地紀行 55 荒川区
荒川区を歩いているといろんなタイプの路地に出会います。今回歩くのはその中でも昭和感が強い路地でした。
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どこに昭和感を感じるのか?
長屋風の建物。屋根の上にのる木製の物干し台。一部はアルミに替わっているところもありますが、昭和の頃の家にはこういうのが多くあったな、と郷愁に浸ってみたり。
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昭和から平成、そして令和へ。20世紀から21世紀へ。時を経るにしたがい、古いスタイルの家々はほとんどなくなりましたが、こうして町のどこかで息づき、そこで暮らす人々の生活の支えになっています。
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表の通りから一本裏にはいると現れるこの一角。見事に昭和の路地の風景が残っていました。
あとから取り付けたのでしょう、2階の窓から屋上の物干し台へ。まわりに高い建物がなければ、屋根上の物干し台からの眺めも素敵でしょうね、特に夜空は。でも暗いところでの上り下りはスリリング!
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表通りから脇へ伸びる路地へはいり、反対側から別の表通りへ抜ける。短い時間の散策でした。