瑞穂サラダ
歴史を學ばなくなった民族は百年で滅びる。
日本は終戦以来、歴史を學ぶことを止めてしまった。それから間もなく八十年。あと二十年程で日本國滅亡。
そんな未來を回避するために出来ることは、先人が歩んで來た歴史を語り継ぐこと。
日本人が滅亡するもう一つの要因は食。
終戦以來、肉類、小麦粉、砂糖等を日本人は大量に食べるようになった。
食習慣の変化だけではなく添加物や農薬、化学肥料まみれの食品。
人を良くすると書いて食だった筈が、そうなっていない。
歴史と食、民族と人が存続していくために必要なことを日本人はあまりにも軽視してきた。
未來の世代に向けて出来ることは、少しでも多くの人が歴史に興味を持ち、食ということの大事さに思いを馳せるようにすることではないか。
微力ながら自分が未來のために出來そうなことは、自分が面白いと思う歴史話や食について思うことや、美味しく頂くレシピを紹介していくこと。
政府が減反政策を長年、進めたツケが米騒動という形となり、更に種苗法が変わったことで種の自家採取も出來なくなる。野菜の種も輸入に頼るようなことになると、日本は正に生命線まで外国に握られる。
こうした事態も日本人が考えるべきことを考えてこなかったことが招いた。
日本人が昔から食べてきた玄米に野菜という畑の幸、鮪という海の幸をたっぷり混ぜ込んだ米のサラダ。このまま主食として頂ける。
野菜たっぷり食物繊維もたっぷり。
胡瓜からカリウム、鮪からDHAやタンパク質。
玄米は完全栄養食、食物繊維にビタミンB、発芽玄米にしてあるのでGABAも含まれる。
マヨネーズは自家製で卵、塩、酢に油を混ぜて作った物なので保存料も入っていない。
玄米のプチプチ食感に鮪の旨味、レタスのシャキシャキ感や炒め野菜の旨味が素晴らしい。
豊葦原瑞穂國(とよあしはらみずほのくに)が日本國の美称。
瑞々しい稲穂の稔る國。黄金色の稲穂こそが黄金の國(ジパング)の証し。
日本人が昔から食べていたのは米、そして食習慣こそ日本人が立ち戻るべき原点であり、歴史と共に未來に遺すべき遺産ではないか。
未來に伝えるべき日本の歴史や食に思いを馳せながら、瑞穂サラダをご馳走様でした。