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ある本と映画から「イドコロ」について考える

先日、『イドコロをつくる: 乱世で正気を失わないための暮らし方』(著者・伊藤洋志)という本と、『老後の資金がありません!』という映画を見た。
(ネタバレ含むので、内容知りたくない方はそっと閉じてください。笑)

この2つの作品を見て、「イドコロってやっぱり大事だよね」と感じたので、思ったことを文字にしてにしていく。

私が感じた2つの作品の共通点

2つの作品の共通点は、『イドコロ』が人々の思考の健康を保つということ。

『イドコロをつくる』という本は、イドコロ不足である現代社会において、イドコロの重要性や作り方、見つけ方について書かれた本となっている。(超ざっくり笑)
筆者自身も、価値観を共有できる人達に向けた個人サイズの仕事や、「ナリワイ」を複数持つことで心身ともに健康をつくりながら生計を立てているそうだ。

『老後の資金がありません!』では、ストーリーは主人公(妻)の一家での支出がかさみ、年金2,000万円も貯めることが出来ない中で様々な問題が起こる物語。

私が印象に残ったところは、さまざまな問題を抱えていた主人公だが、最後には主人公と夫はシェアハウスで過ごすというシーンだ。
特に、主人公が最後に発した以下の言葉が印象的だった。

シェアハウスを選んだのは経済的な理由だけではない。
ここには、プライバシーも確保されているが、同時に他人を尊重しながら物や時間を分かち合い、助け合うコミュニティがある。
それは、意外と心地よい場所だ。

映画『老後の資金がありません!』より

なるほど、、、!これイドコロだわ、、、!笑

イドコロとは

ある日本の報告書によれば、頼りになる人が多数(5名以上)いる場合は、「世帯年収1,000万円未満」「不健康」のような幸福度を大きく引き下げる要因があったとしても、幸福度は大きく引き下がっていないそうだ。

『イドコロをつくる』の筆者は、イドコロについて以下のように言っている。

イドコロは、異なる意見を持つ人が集まる社会の中で、最低限の協力を可能にする信頼感をつくる場でもあり、それを可能にする自分を正気に保つ場でもある。

『イドコロをつくる: 乱世で正気を失わないための暮らし方』/(著者・伊藤洋志)

この本の筆者の伊藤さんも、映画『老後の資金がありません!』の主人公も、社会的に見れば大金持ちではないかもしれない。
でも彼らにとって、信頼できる多くのイドコロがあることでによって、日々幸せに過ごせているのだろうと思った。

最近、自分がすこやかに過ごせている理由が分かったかも

この2つの作品を見て、自分はどうなんだろうと考えた。
私はというと、現在の自分の生活にとても満足している。
(と言っても、たまにイライラすることはあるが…笑)

夫や子供達とは仲良く過ごせているし、
実家や義実家は遠いけれども、定期的に連絡をとるし、何かあったら助けてくれる。
長男の保育園や、次男の一時保育をしてくださる方々もいるし、
支援センターや子供達の習い事で会う先生やママ友もいる。
会社や、たまに会う昔からの友人もそう。
このnoteでのつながりや、ママノバのママたち、あと最近はflierで交流をしている方々。
いろんな場所で、いろんな立場の自分がいて、心地良いという『イドコロ』がたくさんある。

特に、最後に書いた、noteでのつながりやママノバ、flierでの交流は最近になってから増えたものだ。
最近になって自分の『イドコロ』が今までより増えたことで、
自分がすこやかに気分よく過ごせていることが増えたのかもしれない。

というわけで

『イドコロ』は、これからもっともっと重要になってくるのではないのかなぁと思った。
4月から復職するが、仕事はもちろん大事であるが、
職場以外のイドコロも持ちつつ、すこやかに過ごしていきたい。
そして、私もいつか誰かにとって心地良いと思われるようなイドコロをつくりたいなぁーと夢を見ながらにやにやした夜です。(笑)

ではまた!


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