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ayumi's notes

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気付きをまとめる場所。これまで自分用に書いていたのですが、もう少し他の人が見てもわかるように書く工夫をします。。
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2014年9月の記事一覧

項目反応理論

加藤健太郎, 山田剛史, 川端一光 著『Rによる項目反応理論』(2014)
http://www.amazon.co.jp/dp/4274050173

Amazonの内容紹介より:

よりよいテストを提供するための評価手法「項目反応理論」をRを使って習得! IRTと言われる項目反応理論は、新しいテスト理論です。従来のテスト理論では母集団やテスト問題が異なる場合、テスト得点を比較することはできませ

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ロジカルシンキングのまとめ本

渡辺健介 著『世界一やさしい問題解決の授業』(2007)
http://www.amazon.co.jp/dp/4478000492

中高生向けに書かれたロジカルシンキングの本を読んでみた。イラストや図解が丁寧で、例も多く出されており、なるほどわかりやすかった。わかりやすく書かれているが、説明されていることは大学で習ったりコンサルティング系の会社の研修で出てきたりすることと同じレベルである。

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ヴィゴツキーと芸術

前回からのつづきです。

ヴィゴツキーは心理学の人だが、学問だけではなく文化にも精通した知識人であったという。その時代の文学、哲学、政治、生活、つまりロシア革命直後の知的な若者たちの熱中の渦中で思考していた。それゆえ、その時代の知的潮流に深く影響されている。直接関係はないが、ヴィゴツキーが生きた時代で同じ潮流のなかにいた人物たち。そこで出てくる概念や関係する人物について、もしくはこの本でヴィゴツキ

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ヴィゴツキーと破壊実験

前回からのつづきです。

ヴィゴツキーは発達を捉えるための手法について、下記のような主張をしています。

発達とはシステムの絶え間ない「崩れ」であり、それをとらえるには一種の「破壊実験」が必要である。[pp.1]

破壊実験がキーワードとして出てきます。
破壊実験とは何か?

「無意味語」を用いたヴィゴツキーの実験を例に挙げます。

被験者の前の黒板にさまざまな色、形、大きさの図形が置かれる。図形

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ヴィゴツキーと教育

佐々木正人・國吉康夫 編集の書籍「身体とシステム」シリーズのなかで、面白そうなものがあったのでライブラリーで借りてきました。

高木光太郎 著「ヴィゴツキーの方法 崩れと振動の心理学」
http://www.amazon.co.jp/dp/4760895132

ヴィゴツキー(Л.C.Выготский 1896〜1934)についてはほとんど知らなくて、この本を読んでからどんな人なのか知りました。

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デジタル工作機械

デジタル工作機械

Keyword: アイデア、プロトタイピング、デジタルネイティブ世代

コンピュータ上のデータを使って、素人でも気軽に完成度の高い立体物を制作できるデジタル工作機械が普及しています。3Dプリンタ、デジタルレーザーカッター、ミリングマシンとかそういうやつです。細かいスケールが調整できるので、「◯◯にピッタリはまる蓋がほしい」とかいうときに寸法を測ってキッチリ出力できるのが便利です(トレランス(許容差

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アートな教育が流行するらしい

アートな教育が流行するらしい

Keyword:キャリア開発、人材・次世代リーダー育成、役員・幹部研修……

どこかの広告から飛んでこの記事に辿り着いた。広告から辿り着いたということで、本当に流行するのか怪しい(流行させたい一部の人がそう書いているのかもしれない)けれど、視点は割と私のやっていることとタイムリーに重なるところがあったので、メモを残しておく。

「非言語系研修」という人材育成の新たなトレンド
 http://off

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