日本と海外でのヴィーガンライフの違いについて
土井あゆみです。
昨今、ヴィーガンが注目されるようになり、食や美容を通じて動物福祉や環境問題に配慮する選択として、世界中で広がっています。
しかし、その普及度やアプローチには国ごとに違いが見られます。
特に日本と海外では、食文化において、ヴィーガンに対する認識や実践の仕方に大きな差があります。
今回は、日本と海外におけるヴィーガンライフを食文化という側面から比較し、それぞれの特徴や課題をお伝えします。
海外のヴィーガン食文化
アメリカやヨーロッパでは、ヴィーガン食が急速に普及しています。
スーパーマーケットではプラントベースの肉代替製品が並び、ファーストフードチェーンでもヴィーガンメニューが当たり前に提供されるようになっています。
例えば、アメリカのバーガーキングは、植物由来のパテを使った「インポッシブルワッパー」というヴィーガンバーガーをメニューに加え、大きな注目を集めました。
また、アーモンドミルクやオーツミルクのような代替乳製品も一般的です。
海外では、ヴィーガン食が動物保護や環境保全を目的とした選択肢として支持されており、幅広い層に受け入れられています。
日本のヴィーガン食文化
一方、日本ではヴィーガンという概念が比較的新しく、まだ浸透しているとは言い難い現状です。
それでも、日本にはヴィーガンに適した伝統食材も多く存在します。
たとえば、豆腐や納豆、味噌などの大豆製品は、植物性タンパク質の供給源として優れており、ヴィーガンライフに適した食材です。
近年では、ヴィーガン料理専門のレストランやカフェも増え始め、少しずつヴィーガン食文化が広がりを見せています。
外食産業の対応の違い
海外では、多くの外食チェーンやレストランがヴィーガンメニューを提供しており、ヴィーガンであっても外食を楽しむ選択肢が豊富です。
一方、日本ではまだヴィーガン対応の外食店は限られており、メニュー選びに苦労することが多いです。
それでも、都心部を中心に、少しずつヴィーガン対応のレストランが増加しており、今後の発展に期待ができます。
私の出版した書籍「エシカル オーガニック ビューティ地球にも自分にもやさしい7つの美容メソッド」では、プラントベースのレストランやカフェを紹介しています。
ヴィーガンライフという選択肢
日本と海外では、ヴィーガンライフの普及度やその実践方法に大きな違いがあります。
特に、食文化においては、ヴィーガンの選択肢の豊富さや市場の成熟度が異なることが分かります。
日本でも少しずつヴィーガンライフが広がりを見せている一方、海外のように普及するには、まだ時間がかかりそうです。
私は日本ヴィーガン協会理事、ヴィーガンスペシャルアドバイザー認定インストラクターとして、日本でもより多くの人々にヴィーガンライフの魅力やその意義が広まるよう引き続き活動して参ります。