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#2 斎藤工「発酵と菌への愛」

映画の舞台挨拶やドラマの制作発表会見
CM発表の場などで常に
発酵への傾倒と愛を語られている
斎藤工さん。

腸や発酵食、菌に対しての愛が溢れていて
とても感動しました🌟

腸活をはじめたきっかけは
ウイルスにまつわる短編映画制作。

発酵を追求していくと麹に辿り着くわけですが、
それは"日本の麹を軸にした食文化の豊かさ"に
気づく旅でもありました。

日本には各都道府県に有名な発酵食文化が
根付き、脈々と受け継がれています。
それらを知れば知るほどに
「自分はなんて天国な場所で生きているのだろう」と。

日本で暮らすことの"パラダイス感"に
早々に気づくことができました。

かつて武士には切腹という風習があったように、
そして今も残る"腑に落ちる"や"腹の虫"
といった言葉が指し示すように、
昔の人々は丹田を中心としており
お腹周りやお臍まわりに何らかの軸を
持っていたことが推測されます。

おそらく、今の僕たち以上に腸に対する
意識が高かったのではないでしょうか。
それについて考えれば考えるほど、
人間を動かすコックピットというものは、
それまでは頭についている印象でしたが、
そもそもの中心部がお腹にあるのではないか
という発想に変わっていきました。

何かを選ぶ基準として、
「これは100年前にもあったものなのか」
という観点を重視するようになりました。
もちろん、僕たちは文明の利器によって
様々な恩恵を受けているわけですが、
歴史あるもの、かねてから存在しているものに
対しての尊敬の念が日に日に高まっています。

腐敗と発酵というものは微生物の状態は
よく似ているけれど、
周囲にどのような影響を与えているかが
大きな違いだと思いますし、
それは"人対人"でもそうではないでしょうか。

僕が発酵食を実践しながら思うことは、
「人間も生ものである」ということ。

悲しいかな、放っておくと自分では
気づかないうちに腐敗してしまいます。
それはやがて周りに害をもたらしてしまいます。

腐敗は怠惰を呼び寄せ、
自分自身の意思をも知らぬ間に
説き伏せてしまう。

それに反して、
発酵的な生き方をされている方々は、
まわりの人たちにチャンスを与えたり
変化の兆しをもたらしたりするようになります。

その発酵的生き方に費やした時間がそのまま
その人の旨みに変わっていく。
発酵に魅せられて一年半、
その中で僕にとっての「腸活の到達点」
というものが見えてきました。

それは食べ方というよりも「就眠儀式」です。
腹巻きをして、そして腸に手を当てて
眠りに落ちる。

腹巻きは当然お腹を冷やさないように
するためのものですが、
手に関しては腸に対する感謝の意の
表明でもあり、
これから大仕事が待っている腸内細菌や
臓器たちへの労いでもあります。

なにしろ就寝中の時間は、腸をはじめとして
体内の臓器が働いてメンテナンスを
してくれているわけですから。

それに、お腹に手を当てながら眠ると、
胎児の頃に子宮の中にいた姿勢に
おのずと近くなるので、
改めて神聖な場所であることを
再確認することができます。

いま、僕の手は糠床や発酵シロップを
混ぜることで菌と触れ合っていますが、
その手から情報やエネルギーを一日の終わりに
腸だけに向けてあげる。"手当て"という
言葉とも関連するような行為であり
イメージ的には自家充電であり体内自浄作用。

もっと分かりやすく例えるなら、
夜勤に向かうお父さんに頑張って
と声をかけてあげる感じでしょうか(笑)

腸と意識をコネクトして、腸と自分は
イコールであるという感覚を常態化させる。
それは腸と自分のシンクロ率を高めることに
他なりませんし、シンプルにその境地に
辿り着くことができました。

それは僕にとっては、あらゆる意味で
外界との繋がりを断ってくれて、
自分自身とのプラグをダイレクトに
接続することが出来る営みです。

これこそが、僕が考える本当の意味での
「腸ベースの思考」。

人間に対して無償の愛を捧げてくれている
腸内に暮らす菌たちに対して、
それを当たり前のことだと思って
生きるのは良くないですよね。

「発酵的生き方」は、
これから生きていく状態として
常に掲げているものであり、
僕自身が目指すべき状態になっています。
それを周囲の若い方に伝えていきたいですね。

野菜を作る側にもコミットしていくのは
当然のことで、いくつかのプロジェクトが
進行中だそうです。

これからのご活躍を応援していきたいです🌟

水川あさみさんはご自宅で糠床やお味噌や
醤油麹などもつくられて
山田孝之さんや、柴咲コウさんは、
菌に詳しい方(菌ちゃんふぁーむさん)に
ご指導され、野菜づくりされたりと。

発信力のある方々が行動されていると
家庭菜園や、自宅で作れる発酵食品などを
自分でもやりたい!と思う方も増えて、
腸活され、スーパーで売られている
農薬の付いているお野菜や
添加物の入った商品を買うことも減り、
(キムチや漬物なども結構入ってますよね)
いい世の中になりそうですねぇ❣️


買い物は投資ですね!
(どんなまとめ方w)

ちなみに、冒頭でもお伝えした
短編映画は、安藤裕子さんの楽曲
「一日の終わりに」のミュージックビデオ
『ATEOTD』の監督されたそうです。


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